ピンチが訪れたとき、真っ先に考えるのは「乗り越える方法」です。
「どうにかしたい」「早く平穏な日常を取り戻したい」という気持ちがあります。
平和が一番という気持ちは誰でも同じです。

ピンチをチャンスに変えるには何が必要か。
「前向き気持ちと行動力」です。
ピンチに直面したとき、運や成り行きに任せるのは良くありません。

ピンチに陥ったときは、紙に書き出すことが大切です。
問題や原因をはじめ、解決策や今後の対策など、どんどん紙に書き出しましょう。
ピンチはあたふたするタイミングです。

ピンチをチャンスに変える考え方があります。
ピンチを、単に解決するのではなく、逆手に取って生かすことです。
ピンチが訪れたとき、まずピンチを解決したくなります。

物事の感じ方は、考えようによって変わります。
それはピンチにも言えることです。
ピンチをチャンスに変えることを「ゲーム」として考えてみてください。

ピンチをチャンスに変えるためには、逃げないことです。
誰にとってもピンチは嫌なもの。
大きな驚きがあって反射的に後ずさりします。

すべてのピンチは、成長につながります。
ピンチに立ち向かうことで、さまざまな成長が得られます。
「問題解決能力」が鍛えられます。

ピンチをチャンスに変えたいなら、次のセリフを口に出しましょう。
「ピンチをチャンスに変える」と。
思うのはもちろんですが、きちんと口にも出しましょう。

「チャンスが欲しい」と言っておきながら「ピンチは嫌だ。絶対避けたい！」と言う人がいます。
これはおかしいのです。
矛盾しています。

ピンチをチャンスに変えるためには、見栄やプライドに注意してください。
もちろん人間ですから、誰でも多少の見栄はあって当然です。
自分を立派に見せたい気持ち、自分を大きく見せたい気持ちはあるもの。

ピンチをチャンスに変えられるかどうかは運次第と考える人がいます。
「運が良ければチャンスに変えられる。運がなければチャンスに変えられない」と思っています。
うまくいかなければ「ついてなかったね」とあっさり諦めます。

ピンチをチャンスに変えるときは「関わる人」が大切です。
注意したいのは「否定的なこと」を言う人です。
世の中には否定的なことを言ってきて、足を引っ張ってくる人がいます。

ピンチが訪れたとき、ピンチに文句を言う人がいます。
「どうしてこんなことになったの？」
「こうなったのはあの人のせいだ」

ピンチが起こったら、ピンチに感謝しましょう。
まだピンチをチャンスに変えられていなくてもいいのです。
先に感謝するのです。

ピンチのときは、余裕がなかったり不安や焦りがあったりします。
切羽詰まった状況のときは、なかなか冷静でいられません。
強いストレスに襲われ、頭が真っ白になることも少なくありません。

ピンチを乗り越えた後の未来をイメージしましょう。
ポジティブなイメージであれば何でもかまいません。
仕事で大失敗をしたら、そこで得た経験と教訓を糧に、大きな成果を上げている様子をイメージします。

ピンチをチャンスに変えることは、人生の醍醐味の1つです。
ただピンチを乗り越えるのではありません。
ピンチをチャンスに変えることは、面白くて楽しくて素晴らしいことです。

「ピンチだ！」と騒ぐ人にならないことです。
「ピンチだ　大変だ！　絶望的だ！」とばたばた騒ぐ人がいます。
鼻息が荒く、目は血走っていて、暴れるような感じで右往左往です。

過去の成功体験にとらわれないことです。
ピンチが訪れたとき、過去に同じような経験があれば、今回も同じように切り抜けようと思います。
「この手のピンチなら過去に切り抜けたことがある。チャンスに変えたことがある。今回も同じやり方でいこう」と思う。

アクション映画ではピンチのとき、主人公は決まって「あること」を口にします。
ユーモアを言うのです。
ぎりぎりで切迫した状況にもかかわらず、くすっと笑わせるようなユーモアを決めゼリフのように言います。

「ピンチをチャンスに変える」と聞くと「一発逆転」をイメージする人がいます。
「最低から最高」「地獄から天国」「マイナスからプラス」という印象を持つ人も多いでしょう。
ピンチは身も心も苦しいので、一刻も早く切り抜けたい気持ちが強いもの。

ピンチをチャンスに変えるときには、楽をしたい気持ちに注意しましょう。
「時間をかけたくない」「できるだけ労力はかけたくない」「もっと楽で方法じゃないと嫌だ」など、文句を言わないことです。
ピンチをチャンスに変えるなら、手間暇を受け入れる姿勢が大切です。

大きなピンチが来たらガッツポーズで喜びましょう。
大きなピンチであればあるほど、大きなチャンスに変えられるからです。
一見すると、大きなピンチは最悪の状況に感じられます。

ピンチがやってきたら「面白いネタができたね」と喜びましょう。
ピンチは必ず話のネタになります。
ピンチそのものが、面白い話のネタです。

あるところに念願のチャンスを手に入れた人がいました。
「このときを待っていた！　ついにチャンスを手に入れた！　これで夢が実現する！」
チャンスを手に入れた人は大喜びです。

小さなピンチもあれば、大きなピンチもあります。
小さなピンチはまだ取り組みやすくて解決も容易ですが、難しいのは大きなピンチのときです。
最悪のピンチや絶体絶命のピンチのときは「万事休す」と叫びたくなります。

ピンチが訪れたら、神様に試されていると思うことです。
ピンチは、神様から与えられた試練です。
あなたがピンチにどう対応するか、神様は天からじっと見ています。

無事にピンチを乗り越えられました。
うまくピンチをチャンスに変えられました。
マイナスからプラスに転じられれば、誰でも嬉しくなるものです。

最低のピンチに遭遇したら、喜んでください。
「ピンチの自己ワースト記録を更新できた！」と。
「ギネスブック」という世界一の記録を集めた本がありますが、それを自分史として当てはめて考えます。

表向きは変化がありません。
何度トライしても、思うような反応がありません。
どれだけ頑張っても、何も変わっていないように見えます。