グループでおしゃべりを楽しむときに注意したいのは「内輪ネタ」です。
内輪ネタは、事情を知っている人同士であれば盛り上がります。
「ああ、あれね」とすぐわかり、どっと笑いが生まれるのです。
しかし、それを知らない人にとっては意味がわかりません。
頭にクエスチョンマークが点滅するばかりとなります。
内輪ネタは、禁句ではありませんが、会話では注意が必要なのです。
会話下手な人は、周りに誰がいようとお構いなく、内輪ネタを話します。
自分たちは話も盛り上がっているし、雰囲気も明るいから、それで良いと思っています。
「自分たちさえ楽しければ良い」という考えになっているのです。
しかし、事情を知らない人からすると、疎外感を覚えます。
内輪ネタは、それを知らない人にとってはちんぷんかんぷんで、話についていけません。
置いてけぼりにされたような感覚になります。
知っている人同士は話が盛り上がって楽しいですが、知らない人は面白くも何ともありません。
むしろ仲間外れにされているような気がして、寂しい気持ちになるのです。
一方、会話上手な人は、内輪ネタに注意します。
グルーブで会話するとき、できるだけ内輪ネタは話しません。
もし話すのなら、事情を知らない人のために補足説明を添えます。
「こういう事情があってね」「こういう背景があってね」と補足説明があれば、知らない人でも話についていけます。
仲間外れにされている感覚もありません。
内輪ネタでもうなずけるようになり、みんなで笑いを共有できるのです。