こちらが見送りを断っているにもかかわらず、強引に見送ろうとする人がいます。
「お見送りは結構です。本当に大丈夫ですから」と言うのですが、なかなか聞き入れてもらえません。
「いえいえ、せっかく来ていただいたのでお見送りします!」と、表まで見送ろうとするのです。
たしかに訪問客が帰る際は、見送るのがマナーです。
わざわざ遠いところから足を運んでくれました。
感謝の気持ちを表すためにも、表まで見送るのは望ましいことです。
ただし、例外もあります。
相手から「お見送りは結構です」と言われたときは、そのリクエストを尊重することが大切です。
相手は次の予定があって、急いでいるのかもしれません。
次の新幹線に乗りたくて、小走りをしたいのかもしれません。
強引に見送ろうとすると、それに手間を取られ、動きが遅くなります。
親切のつもりが、かえって相手の迷惑になります。
「見送るのはいいことだ」「見送らないと相手に失礼」という思い込みがあると、こういうことが起こるのです。
「訪問客が帰る際は見送るのがマナー」は、ひとつの原則です。
ただしケース・バイ・ケースであり、絶対ではありません。
マナーも、状況に応じて、マナー違反になることがあります。
自分は善意のつもりだとしても、実際は逆効果になっていることがあります。
相手から「お見送りは結構です」と言われたら、見送りたくても、そのリクエストを尊重しましょう。