私たちは、能力や身体的な特徴を親から遺伝します。
肌質、髪の毛、目の色、体質、性格などいろいろあります。
嬉しい遺伝ばかりではなく、なかには気に入らない遺伝があるでしょう。
病気の遺伝もあるかもしれません。
「遺伝だから親を恨む」と言う人がいます。
嫌な部分が遺伝して、親を恨むことがあるかもしれません。
しかし、これはおかしな話です。
遺伝はどうしようもありません。
親を恨むといいますが、親も好きでその遺伝を持ったわけではありません。
親も、自分の親から遺伝を受け継いでいます。
遺伝は、先祖から受け継いだものです。
自分の意思で自由に変化させたり獲得できたりするものではなく、ランダムな突然変異によるものとされています。
親に責任があるわけではないのです。
気に入らない遺伝でも、親を恨まないことです。
むしろその遺伝と上手に付き合っていくことが大切です。
大切なのは「個性」という考え方です。
肌質も髪の毛も体質も、個性として受け入れると、前向きになれます。
自分ではネガティブだと思っていても、気にしているのは自分だけで、周りは何も思っていないこともあります。
むしろその遺伝を生かすのです。
たとえば、弱い体質であれば、健康管理にしっかり気を配るようになるでしょう。
食生活や運動を心がけることで、結果として長寿につながる可能性もあります。
肌質に悩みがあるなら、スキンケアや生活習慣に力を入れることで、普通の人よりきれいな肌を手に入れる可能性もあります。
また同じ悩みを持つ人の力にもなれるでしょう。
性格が気に入らなくて、悩むこともあるかもしれません。
どんな短所も、裏を返せば、長所になります。
たとえば、神経質な性格は「小さなことに気づける性格」として生かせば、大きな失敗を回避できます。
鈍感な性格であれば「小さなことにこだわらない性格」と思えばいいのです。
人付き合いが苦手なら「1人で行動するのが得意」と思えば、そこから人生を切り開いていけるでしょう。
遺伝は変えられませんが、受け止め方や生かし方を変えることならできます。
親を責めるのではありません。
遺伝をどう生かしていくかに意識を向けましょう。
親から受け継いだ遺伝を否定するのではなく、受け入れて上手に生かすことこそ、賢い生き方です。