嫌いな人はいてもいいのです。
人間ですから、嫌いな人がいるのは自然なことです。
まったく相性が合わない人もいれば、生理的に受け付けない人もいるでしょう。
心から苦手で仕方ない人がいるものです。
それは仕方ありません。
もちろん好ましくないのは事実ですが、だからといって無理やり好きになるのは難しい。
嫌いな人がいることは、悪いことでもマナー違反でもありません。
「どうしても仲良くするのは無理」という人がいるのは、自然なことであり仕方のないことです。
嫌いな人を無理やり好きになる必要もありません。
無理やり好きになろうとしてもストレスがたまるだけ。
嫌いな人が少ないに越したことはありませんが、だからといってゼロにしなければいけないわけではありません。
嫌いな人はいてもいいし、何人いてもかまいません。
では、何がいけないのか。
嫌いな人の悪口を言うのがいけないのです。
嫌いな人がいるのはかまいません。
ただし、嫌いな人の悪口は言うのはNGです。
それぞれ似ていますが、意味は全然違います。
悪口を言うと、相手を攻撃したことになります。
これはよくありません。
悪口を聞いた人は、本人であれ第三者であれ、不快に感じます。
相手の耳に入れば、ますます険悪な関係となります。
本人の耳には入らないと思うかもしれませんが、実際はわかりません。
思わぬルートから人づてで伝わることは少なくありません。
悪口を言うと、自分のイメージも下げてしまいます。
「悪口を言う人」として認定され「油断すると、私も悪口を言われるのではないか」と警戒されるでしょう。
悪口の言えば言うほど、見苦しい姿をさらすことになり、自分のイメージが悪くなります。
近づきがたい雰囲気が出て、どんどん人が去っていくでしょう。
悪口を言うと、自分の心も表情も悪くなります。
自分の口から発した汚い言葉を自分が聞くことになり、心に悪影響を与え、醜い表情が染みつきます。
「嫌いな人がいること」と「嫌いな人の悪口を言うこと」は大きく意味が異なっていて、天と地ほどの差があります。
嫌いな人がいるのは仕方ありませんが、口から発する言葉は自分でコントロールできることです。
嫌いな人はいてもいいですが、嫌いな人の悪口だけは言わないように注意しましょう。