「無駄金になった」という人がいます。
お金を使っただけで、何も効果が得られないことがあるものです。
無駄金になったときは、あたかもお金を捨てたかのような感覚になるもの。
お金の使い方をミスした罪悪感があるのです。
しかし、それは本当に無駄金なのでしょうか。
いいえ、実は無駄金ではありません。
お金を使うことで経済循環の活性化に貢献できているからです。
「金は天下の回りもの」といいます。
お金は社会に流通するものです。
今持っている人もいつか失い、今持っていない人もいつか手に入れます。
自分にとってはお金を失っただけに感じるかもしれませんが、経済全体で見れば良いことです。
相手を儲けさせていることになり、天下の回りものとしてお金を社会に循環させているのです。
そう考えると、100パーセントの無駄とは言い切れません。
少なからず意味があったことになります。
世の中に完全な無駄金は1つもないのです。