日常では「2択の場面」に遭遇することがあります。
AとBの選択肢があったとき、どちらを選ぶかです。
それぞれ比較して、どちらにしようか慎重に吟味します。
しかし、2択だからといって、本当に2択とは限りません。
実はここに、もう2つ、別の選択肢が隠れていることに気づく必要があります。
1つ目は「AとBの両方」という選択肢です。
一方を選択するのではなく、両方を選びます。
両方を選ぶことが許されるシチュエーションもあるでしょう。
あるいは一方しか選べないと思い込んでいることもあるかもしれません。
どちらか一方を選ぶより、両方選んだほうが良いこともあるのです。
もう1つの選択肢は「見送り」です。
つまり「AもBも選ばない」です。
AとBの選択肢があれば、一方を選ばなければいけないように感じますが、錯覚です。
どちらもぴんとこないなら、無理に選ばず、見送ればいいのです。
見送ることが許されるシチュエーションもあるでしょう。
あるいは見送れないと思い込んでいることもあるかもしれません。
無理に1つ選ぶより、見送ったほうが良いこともあるのです。
たとえば、レストランで、肉料理と魚料理があるとします。
どちらか選ぼうと思いますが、状況によっては両方選ぶというのもありでしょう。
どちらも食べたくて迷って仕方ないなら、両方選べばいいのです。
お財布や空腹具合と相談してOKなら、両方選ぶのが正解ということなります。
一方、肉料理も魚料理も両方ぴんとこなかったとします。
そういうときは、何も注文せず、そのまま退店するのありです。
注文前であれば問題ありません。
食べようと思って入店したものの、メニューを見て期待外れのときもあります。
見送れば、余計なお金を使わずに済むのです。
日常には2択の場面が数多く存在します。
2択の多くは、実は4択であることに気づく必要があります。
「Aを選ぶ」「Bを選ぶ」のほか「両方を選ぶ」「どちらも選ばず見送る」という選択肢です。
頭を柔らかくして、今の自分にとってベストな選択肢を選びましょう。
意外な選択肢が正解ということもあるのです。