あなたはある日、間違いを犯しました。
うっかりしました。
考えが行き届きませんでした。
後になって「しまった!」と気づき、悔しい思いをするのです。
しかし、それは本当に間違いだったのでしょうか。
いいえ、実は誤解です。
間違いに気づいています。
悔しい思いを噛み締め、きちんと反省もできています。
「こんな改善ができるね。こうすればうまくいくね」と次の課題も見つかりました。
間違いに気づいてきちんと反省もできているなら、幸いです。
得られることがあるのなら、間違いではないのです。
では、本当の間違いとは何か。
本当の間違いとは「間違っていることに気づいていないこと、認めようとしないこと」なのです。
間違っているにもかかわらず、正しいと思い込んでいます。
あるいは、うすうす間違いだと気づいていながらも、認めようとしないケースもあります。
間違いに気づかない、また認めようとしないなら、再び同じ間違いが起こります。
無駄や損失が増え続けます。
人に迷惑をかけ続けてしまいます。
どんどん悪い方向に進んでしまいます。
これこそが本当の間違いです。
間違ったと気づき、同じ過ちを繰り返さないよう猛省ができているなら、間違いではないのです。