「睡眠は大切」と言いつつ、毎日夜更かしをしている人がいます。
「水は貴重だよね」と言いつつ、水を出しっぱなしにする人がいます。
「健康は大事だよね」と言いつつ、年1回の健康診断を受けない人がいます。
つまり「口で言うことと実際の行動とに矛盾がある」ということです。
これを「言行不一致」といいます。
言行不一致は、知らず知らずのうちに起こるものです。
もちろん本人に悪気はありません。
わざとやっているわけでもないのです。
自分でも気づかないうちに、いつの間にか言行不一致になっていることがあるものですね。
自分の生活を振り返ってみてください。
言っていることとやっていることが不一致になっていることはないでしょうか。
「私は大丈夫」と思いますが、油断は禁物です。
自分ではなかなか気づけませんが、ふとしたとき、気づくことがあります。
自分で気づくこともあれば、人に矛盾を指摘されて気づくこともあります。
「あれ、これって私の発言と行動は矛盾しているかな」
自分の振る舞いに言行不一致があることに気づいたら、言行一致になるよう修正しましょう。
自分の言葉通りの行動を心がけるのです。
「睡眠は大切」と言っているなら、夜更かしは避け、早寝早起きを心がけましょう。
アラームをセットして、決まった時間になれば睡眠を促す方法もあります。
「水は貴重だよね」と言っているなら、小まめに蛇口を閉めて、節水に努めましょう。
節水用の蛇口やシャワーヘッドに取り換えるだけで、自動的に節水を実現できる方法もあります。
購入費用はかかりますが、長い目で見れば、節約にもつながります。
「健康は大事だよね」と言っているなら、年1回の健康診断をきちんと受けましょう。
少しだけ重い腰を上げる必要がありますが、自分にびしっと鞭を入れます。
難しいことではありません。
受診の予約を入れて、カレンダーに予定を書き込みましょう。
少し面倒に感じることもありますが、言行一致の実現には意識的な努力が欠かせません。
意外とやればできるものです。
言行一致を心がけることで、少しずつ振る舞いが洗練されていくのです。