初対面で好印象を与えたいなら、自分から自己紹介を心がけましょう。
つまり、先手の自己紹介です。
もちろん相手に先を越されてしまうこともあるでしょう。
相手の姿が視界に入らず、相手から先に声をかけられることもあります。
相手が自己紹介をして、次に自分が自己紹介するのも悪くはありません。
「どちらが先に自己紹介をしようと、結果は同じ」と思う人もいるでしょう。
たしかに結果は同じです。
どちらが先に声をかけようと、最終的にお互いとも自己紹介をすることに変わりありません。
しかし、結果は同じでも、印象が違うのです。
相手から先に自己紹介をすると「先を越された感」があります。
相手が自己紹介をしたので自分も自己紹介をした、という感じです。
受け身のつもりでなくても、結果として受け身の感じが出てしまいます。
そこで心がけたいのが、先手の自己紹介です。
状況が許すかぎり、できるだけ自分から自己紹介をしましょう。
自分から自己紹介をしたほうが、積極性が伝わります。
先に声をかけ、積極的に自己紹介をすると「出会いを歓迎しています」「ぜひ仲良くなりたい」という気持ちが伝わります。
「私はこういうものです。あなたのことも知りたいです」という温かい雰囲気が出る。
相手が視界に入ったら、早足で近づき、自分から声をかけ、笑顔で自己紹介をしましょう。
握手をするなら、自分から手を差し出しましょう。
名刺交換をするなら、自分から名刺を差し出しましょう。
熱意と積極性を表現するなら、スピードが大切です。
握手も名刺交換も自己紹介も、先手を心がけましょう。
自分から声をかけて自己紹介をすると、そのスピード感から熱意と積極性が伝わり、好印象につながります。
「声をかけようかな」と迷う暇があるなら、さっさと声をかけ、自己紹介をしたほうがいい。
自分から声をかけるのは、どきどきして少し緊張しますが、先に声をかける意味があります。
たとえ自分のほうが高い立場であっても、積極的に自己紹介をするのがスマートです。
立場の高い人のほうから声をかけると、謙虚な印象も加わって、ますます好印象につながります。
「自己紹介は競争」と思うくらいでちょうどいい。
先手は好印象につながるポイントです。
難しい場面もありますが、状況が許すかぎり、自分から自己紹介をするようにしましょう。
わくわくしながら、先に声をかけましょう。
先に声をかけることが、すでに素晴らしい第一印象なのです。