「おや、あの人に似ているな」
初対面の相手が、有名人にそっくりだと気づくことがあります。
アイドルや芸能人に似ていることもあるでしょう。
プロ野球選手やプロサッカー選手に似ていることもあるでしょう。
人の顔は千差万別ですが、人の数が多いと、やはり似ている人同士も見つかります。
本人と見間違えそうなほど酷似していることもあれば、目元・口元といった一部が似ていることもあるでしょう。
初対面の相手が有名人と似ていると、つい言いたくなる一言があります。
「○○に似ていますよね」
よくあるシーンですが、ここは注意したい場面の1つです。
結論から言うと、相手が有名人に似ていても、初対面では触れないでおくのが得策です。
似ている話を持ち出すと、相手はどう感じるでしょうか。
もちろん似ていることを喜ぶ人もいるでしょうが、不快に感じる人もいるはずです。
「○○に似ていますね」という一言は、往々にして誤解を生みやすい。
相手は「本物のそっくりさんとして扱われた」と誤解して、軽く扱われた印象を受けるかもしれません。
「サブ」「偽物」といった誤解を招いてしまうことがあります。
相手は「どうしようもないこと」として、コンプレックスを抱えている可能性もあります。
きっと相手はさまざまな人から「○○に似ていますね」と言われているでしょう。
会う人ごとに「似ている、似ている」と何度も言われ、うんざりしているはずです。
初対面で「○○に似ていますね」と言ってしまうと「あなたもですか」と幻滅されかねません。
初対面は、加点を狙うより、減点を避けるのが得策です。
有名人に似ている話を持ち出すと、思わぬ減点につながることがあります。
悪気があって言ったつもりはなくても、初対面の好印象を妨げることがあるため、注意が必要なのです。
初対面は、相手に集中しましょう。
相手が有名人に似ていると気づいても、気にしません。
似ていることには触れず、普通に会話を楽しむのがベストです。
どうしても似ている話を持ち出したいなら、何度か会って、2人の関係が深まってからにしましょう。
親しくなってから似ている話を切り出せば、信頼関係が構築されているので、悪い気はしません。
プライベートな話の1つとして、話を楽しめるはずです。