初対面で好印象を与えるなら、弱みを見せるのが効果的です。
あなたの短所や欠点、苦手や不得意は何ですか。
弱みがあれば、さりげなく紹介してみましょう。
初対面で重大な弱みを見せるのは、抵抗を感じる人も多いでしょう。
もちろん弱みを見せるとはいえ、重大な弱点をさらけ出すわけではありません。
抵抗感が大きいのは普通の感覚です。
きちんと秘密を守ってくれる人なのか、まだわかりません。
まだ信頼関係がない段階で重大な弱みをさらけ出すのは、リスクがあります。
弱みを見せるとはいえ、大きなことではなく、小さなことでいいのです。
自分から心のガードを外し、心をオープンにして、何らかの弱みを紹介してみましょう。
たとえば、自己紹介で出身地の話になったとします。
「私はミカンで有名な愛媛県出身ですが、実はミカンが苦手です」
弱みを見せるとはいえ、苦手な食べ物を紹介するくらいなら、たやすいでしょう。
出身地に交えてさりげなく弱みを見せると、相手はくすくす笑ってくれるに違いありません。
相手から「体格がいいですね」と褒められたとします。
「ありがとうございます。でも実はこう見えて、臆病者です」
どっと笑いが生まれ、場が和むに違いありません。
自分の弱みを見せたとしても、悪い気はしないはずです。
意外なギャップもあって、親近感も湧くでしょう。
楽しく明るい雰囲気が出て、もっと話がしたくなります。
「弱い人だと思われそう」「印象が悪くなりそう」などの不安を持つかもしれませんが、誤解です。
完璧な人間は1人もいません。
人間なら、1つや2つ、弱みがあるのは普通のこと。
弱みを見せても、けなす人はいないでしょう。
自分から弱みを見せていくことで、親近感が湧いて、相手を安心させることができます。
結果として、好印象につながっていくのです。
弱みを打ち明けることで、相手は心のガードが下がり、話しやすくなります。
心が和んで、相手も何らかの弱みを話しやすくなるでしょう。
初対面で好印象を与えるなら、さりげなく弱みを見せましょう。
自己紹介に交えてみるのもよし。
雑談中にさりげなく話してみるのもよし。
あなたの弱みは、初対面で好印象を与える武器になります。
弱みは、隠すより見せたほうが、好印象につながるのです。