初対面で、相手に失礼なことを言われることがあります。
相手も悪気があるとは限りません。
うっかりコンプレックスを刺激してしまうこともあるでしょう。
たまたま触れてはいけない話題に触れてしまうこともあるでしょう。
まだお互いを理解し合っていない段階ではよくあることです。
さて、失礼なことがあったとき、どう対処するか。
ここは、初対面の印象を決める大切なポイントです。
普通にリアクションをするなら、むっとした表情や態度を返す人が多いでしょう。
不快なことをされたら、正直な反応を見せるのが普通です。
しかし、露骨に不機嫌な様子を見せると、初対面の雰囲気が悪くなります。
ぴりぴりした空気が流れ、ぎくしゃくした雰囲気が漂うでしょう。
せっかくの初対面が台無しになってしまいます。
こうした場面では、あまり深く受け止めず、受け流すのが賢明です。
心の耐久力を上げましょう。
相手の言動で不快を感じても、不快感を表に出さない配慮が大切です。
たとえば、初対面の相手から「変わった声をしていますね」と言われたとします。
相手は褒めたつもりであっても、自分としては嫌いなコンプレックスの1つで、不快を感じることもあるでしょう。
コンプレックスを刺激されると、心の中でネガティブな感情が生まれます。
一瞬むっとするかもしれませんが、表情を出すのはよくありません。
むっとした表情は、一瞬でも相手に伝わります。
「しまった。余計なことを言ってしまった」と相手を困らせると、雰囲気が悪くなります。
こういうときは、にこにこしながら「そうなんですよ」と当たり障りのない返事をするのがいいでしょう。
本当は気にしていても、気にしていないふりをします。
もしくは、笑顔で「そこはあまり触れないでくださいよ」と言えば、穏便に嫌がっていることをアピールできるでしょう。
にこにこしながらさらりと受け流せば、和やかな雰囲気が保てます。
初対面の人から「まだまだ未熟者だね」と言われ、見下されたとします。
見下されると誰でも不快です。
いらいらしてストレスを感じますが、やはり表に出さないのがいいでしょう。
むやみに盾突くと、初対面が台無しです。
「たしかにそうですね」「これからも精進します」など、謙虚なリアクションでその場をしのぐのが無難です。
失礼なこともさらりと受け流してしまえば、初対面の好印象を妨げずに済みます。
特に感情が表情や態度に出やすい人は要注意です。
ストレスを感じたとしても、寛大な心で対処しようではありませんか。
重大な失礼があれば別ですが、ささいな失礼なら、笑って吹き飛ばすのがいいでしょう。
失礼なことがあっても、表に出さず、受け流すのが一番です。