子育てをしても、すぐ子どもから感謝されるわけではありません。
むしろ、感謝されない場面のほうが大半です。
朝起きれば、食卓に朝食ができているのが当たり前。
部屋が汚れたら、親が掃除してくれて当たり前。
汚れた服は親が洗濯して、きれいにたたんで部屋に置いてくれているのが当たり前。
子どもは「親がしてくれて当たり前」と思って、親の苦労をまだ理解できません。
だからこそ、親は余計にもどかしく、ストレスもたまります。
今は、子育ての苦労の連続でしょう。
体力勝負の子育てに、押しつぶされそうになるでしょう。
しかし、苦労している分だけ、後から子どもに感謝されます。
今は親としての手本を見せる時期と考えることです。
いずれ子どもが成長して親になるころには、当時の親の苦労を理解するようになります。
「あのときは大変だったんだね。ありがとう」
大きくなった子どもから感謝される日がやって来るでしょう。
親が口うるさく感じたときもありましたが、タイムラグを経て、その意味を理解するようになります。
親が頑張っている姿を見て、子どもも頑張る大人へと育ちます。
子育ての苦労はたくさんありますが「今は苦労する時期」と考えましょう。
子どもにとって、親は世界一の宝物です。
子育てに苦労した親ほど、後から子どもに感謝されるのです。