「何でも1人で頑張ります」
立派な考えですが、現実的ではありません。
子育てを1人で抱え込むのは、協力を求める努力を放棄しているのと同じです。
人間には限界があります。
すべてを1人でこなそうとすると、体が壊れるのは時間の問題です。
体調を崩して寝込んでからでは、親らしいことをしたくてもできなくなります。
弱音を吐かない親が、親らしいのではありません。
弱音を吐く親のほうが、親らしいことです。
親とはいえ、未熟な部分はたくさんあるでしょう。
自分の未熟な部分を素直に認め、周りに協力を求めるほうが、はるかに立派です。
子どものために、つまらないプライドを捨てることです。
つまらないプライドに執着して、子どもの可能性の芽をつぶすほうが悪影響です。
弱音はどんどん吐きましょう。
弱音を吐いて、どんどん周りに助けを求めたほうが、自分が楽になるだけでなく、子どもの成長も促されます。
多くの人と関わったほうが、刺激の種類も増え、子どもの成長にも好影響です。
できないことは、できる人にお願いしましょう。
得意なことは、得意な人にお願いしたほうが、仕事が早く終わります。
愚痴があるなら、仲のいい友人に聞いてもらいましょう。
誰かに悩みを聞いてもらうだけでも、ずいぶん心が軽くなるはずです。
どんどん弱音を吐いて、協力を求めていくのです。
子どもが弱音を吐きながら成長するように、親も弱音を吐きながら成長していきます。
弱音を吐かないと、立派な親になれないのです。