わが子は将来、どう育ってほしいですか。
親として、やはり何らかの希望があるでしょう。
「明るく元気な子に育ってほしい」
「音楽が得意な子に育ってほしい」
「将来は公務員になってほしい」
すでに社会を知っている大人が思い描く希望が、たしかに子どものためになる部分もあるはずです。
しかし、希望を持つのはいいのですが、子どもに押し付けることがあってはいけません。
どんな子に育つかは、親が決めることではなく、子どもが決めることです。
実際に成長するのは、子ども本人です。
子どもの成長は、子どもに任せましょう。
「明るく元気な子に育ってほしい」と親が思っても、実際はおとなしい子に育つかもしれません。
「音楽が得意な子に育ってほしい」と親が願っても、実際は料理が得意な子に育つかもしれません。
「将来は公務員になってほしい」と親が希望しても、実際は別の進路に進む可能性もあるでしょう。
親に希望があっても、あくまで子どもの意志を尊重です。
子どもの性格を変えようとしても、簡単にできることではありません。
子どもの才能を無視して、親の欲で育てようとすると、子どもはひねくれます。
子どもの進路を無理に変えようと強制させると、子どもの向上心や成長意欲が失われます。
親は、子どもの成長を手助けする存在です。
子どもの将来を期待するのはいいのですが、指図や命令することではないのです。