口周りのにきびは、ストレスが原因です。
ストレスを受けると、男性ホルモンの分泌が増加します。
男性ホルモンが増えると、にきびが口周りにできるのが特徴です。
男性ホルモンであるアンドロゲンは、口周りに反応しやすい作用があります。
男性のひげが口周りにできやすいのも、そのためです。
男性ホルモンの分泌が増えると、口周りの活動が活発になります。
本来は皮脂の分泌が少ないはずのUゾーンに、にきびが目立ち始めるのです。
では、なぜストレスを受けると、よりによって男性ホルモンが分泌されるのでしょうか。
体の防御反応の1つなのです。
男性ホルモンは、その名のとおり、体を男性らしくする作用を持つホルモンです。
女性でもストレスを大きく受けると、体を守る反応が出ます。
体が押しつぶされないようにと、心身を強化させるため、男性ホルモンが分泌されるようになるのです。
その結果、これまで以上にエネルギッシュになり、困難を乗り切りやすくなります。
一方、男性ホルモンの影響は、別の部分にも出始めます。
男性のように口周りやフェイスラインの皮脂の分泌が過剰になり、にきびが目立ち始めるわけなのです。
「ストレスに負けてはいられない」
「強くなければならない」
そういうふうに体が訴える声でもあります。
大きなストレスを受けているので、体が最後の手段を使って、困難を乗り越えようとしているのです。
憎い口周りのにきび。
実のところ、苦しんでいるあなたを助けようとする証拠です。
防御反応の副作用だったのです。