「汗臭い!」
「おやじくさい!」
「変なにおいがする!」
そうしたにおいのクレームを言うのは、女性に多いと思いませんか。
比較的、女性のほうが、においにうるさい気がします。
生まれつき女性のほうが、臭覚が鋭いのではないかと思うほどです。
実際のところ、鼻の嗅細胞の数に、男女差はあるのでしょうか。
いいえ、違いはありません。
嗅細胞の数は、男性も女性も「およそ500万個」といわれています。
もちろん個人差はありますが、大差ではありません。
鼻の構造も同じです。
むしろ体格としては、男性より女性のほうが小さいので、鼻の大きさも女性のほうが小さいくらいです。
では、なぜ女性のほうがにおいに敏感なのか。
おそらくそれは「意識の差」によるものです。
女性は普段から、美意識に対して敏感です。
すべての女性にとって、美は憧れです。
ファッション、メイク、ネイル、ヘアスタイル。
美に関することに、並々ならず熱い意気込みがあります。
美容にかける金額が男性より女性のほうが多いことからも、美意識の高さがうかがえます。
高い美意識があるため、においにも敏感に感じ取り、反応しやすくなっているのです。
「意識の高さ」が「感度の高さ」です。
意識を集中すれば、感度を高めることができます。
もしにおいの相談をするなら、やはり女性が頼りになります。
男性より女性のほうが、厳しい指摘や的確なアドバイスを、遠慮なく言ってくれるに違いありません。
男性にとって、女性に相談するのは恥ずかしさがあるかもしれませんが、敏感な女性の力は大いに頼るべきです。
美意識の高い女性だからこそ、男性ではなかなか思いつかない名案が、聞けるかもしれないのです。