冷え性の人は一般的に、にきびにも悩まされやすい傾向があります。
意外に思うことが多いでしょう。
にきびと言えば、大量の皮脂によって顔がべたつくため、むさ苦しい印象がありますが、冷え性の人も大いに悩まされるのです。
冷え性と脂性肌には、深いつながりがあるからです。
体は冷えると、熱を逃がさないようにするため、皮脂の分泌量を増やそうとします。
油は、熱を保持して逃がさないようにする働きがあります。
その結果、冷え性であると、自然と脂性肌にもなりやすくなるのです。
しかも、冷え性は血行も悪いため、免疫力が低下し、肌の新陳代謝の調子も乱れがちです。
脂性肌でにきびになりやすく、新陳代謝の調子も乱れやすいため、にきびの悩みが長期化しやすいのです。
では、どうするか。
ここで、意外な食材が役立ちます。
ショウガです。
薬味や料理の付け合わせなどに使われるショウガは、体を芯から温める効果があることでも有名です。
ショウガを取れば、体が温まります。
体が温まるから、免疫力が高まり、皮脂の量も抑えられる。
結果として、肌の調子もよくなるのです。
ショウガはにきび薬ではありませんが、ショウガによる効果をたどれば、にきび薬のような働きもするのです。
そもそも冷え性の人は、冷えの改善が必要です。
にきび対策はもちろん、健康対策としても有効です。
日頃からショウガを使った飲み物や食べ物を、進んで口にしましょう。