「ウォーキングは大変だ」
「どうにも疲れを感じて、やる気が起きない」
「体がだるくて、言うことを聞かない」
そんな言葉に、1つ誤解があります。
大変だと思っている、本当の正体についてです。
人間の活動は、電車の動きに似ている部分があります。
電車は、動き出すまでに大きなエネルギーが必要で、時間もかかります。
しかし、動き始めれば、小さなエネルギーですいすい動くことが可能です。
人間も同じです。
ウォーキングで本当に大変なのは、ウォーキングそのものではありません。
歩き出すまでが、大変です。
「歩いて運動するぞ」と決断し、重い腰をようやく上げます。
着替えるまでもたもたして、ようやく玄関の扉を開ける。
ここまでで、すでに疲れを感じてしまっています。
これが、私たちがウォーキングは大変だと思っている本当の正体です。
一度ウォーキングを始めれば、後は楽です。
「歩いているときに疲れを感じる」というのは、嘘です。
歩いているときは、疲れより快感が得られるはずだからです。
運動を始めると、脳内では「ベータエンドルフィン」や「ドーパミン」という気持ちよさを誘発させる物質が分泌されます。
そのため元気になり、テンションも上がります。
大変だと思っているのは「歩いているとき」より「歩き出すとき」だったのです。