執筆者:水口貴博

健康のためになる30の散歩術

21

ウォーキングが大変だと思っている本当の正体。

ウォーキングが大変だと思っている本当の正体。 | 健康のためになる30の散歩術

「ウォーキングは大変だ」

「どうにも疲れを感じて、やる気が起きない」

「体がだるくて、言うことを聞かない」

そんな言葉に、1つ誤解があります。

大変だと思っている、本当の正体についてです。

人間の活動は、電車の動きに似ている部分があります。

電車は、動き出すまでに大きなエネルギーが必要で、時間もかかります。

しかし、動き始めれば、小さなエネルギーですいすい動くことが可能です。

人間も同じです。

ウォーキングで本当に大変なのは、ウォーキングそのものではありません。

歩き出すまでが、大変です。

「歩いて運動するぞ」と決断し、重い腰をようやく上げます。

着替えるまでもたもたして、ようやく玄関の扉を開ける。

ここまでで、すでに疲れを感じてしまっています。

これが、私たちがウォーキングは大変だと思っている本当の正体です。

一度ウォーキングを始めれば、後は楽です。

「歩いているときに疲れを感じる」というのは、嘘です。

歩いているときは、疲れより快感が得られるはずだからです。

運動を始めると、脳内では「ベータエンドルフィン」や「ドーパミン」という気持ちよさを誘発させる物質が分泌されます。

そのため元気になり、テンションも上がります。

大変だと思っているのは「歩いているとき」より「歩き出すとき」だったのです。

健康のためになる散歩術(21)
  • 大変と感じる正体に、気づく。
水中ウォーキングには、陸の上ではできないメリットがある。

健康のためになる30の散歩術

  1. なぜ、老いるときには、あっという間に老いるのか。
  2. ウォーキング初心者は「歩数単位」より「時間単位」で始めるほうがうまくいく。
  3. 「たった3分だけ歩こう」そう思うほうが始めやすい。
  4. 歩数計は、歩数を測るだけの道具ではない。
    やる気を発生させる効果もある。
  5. 高機能な歩数計は、よきアドバイザー役になる。
  6. スポーツにかけるお金は、健康への投資であり、医療費の節約と考える。
  7. 外を歩くだけで、自然と免疫力が上がる。
  8. 人生を決める分岐点は、学生時代だけではない。
    社会人になってからもある。
  9. 自分の平熱は把握しているのに、1日の歩数を把握していない人は、多い。
  10. 睡眠時間はためられないが、歩いた歩数ならためることができる。
  11. ウォーキングの目標は「1日単位」より「1週間単位」のほうがうまくいく。
  12. 健康で大切なのは「1日に歩いた歩数」より「歩き続けた日数」。
  13. 健康を意識するなら、最低でも1日5,000歩は歩くべきだ。
  14. なぜ、足は第2の心臓と呼ばれるのか。
  15. ウォーキングの初心者は、坂道や不安定な道は避けておきたい。
  16. きれいな姿勢で歩く、3つのチェックポイント。
  17. 大型デパートは、楽しみながら歩ける散歩コースの穴場。
  18. 歩く習慣は、老若男女が死ぬまで一生楽しめるスポーツだ。
  19. 大きな目印があると、歩きやすくなる。
  20. 年を取るにつれて、運動量は増やさなければいけない。
  21. ウォーキングが大変だと思っている本当の正体。
  22. 水中ウォーキングには、陸の上ではできないメリットがある。
  23. 気分転換には、コーヒーより散歩のほうが効果的。
  24. 空腹状態でのウォーキングは控える。
    特に朝は要注意。
  25. なぜ、食事をした直後の運動は、おなかが痛くなるのか。
  26. 「激しい運動かどうか」の基準は「走る運動かどうか」でわかれる。
  27. 自動販売機やコンビニを利用すれば、ペットボトルを持ち歩く手間から解放される。
  28. 歩きながらの計算で、右脳だけでなく左脳も鍛える。
  29. ただ歩くだけで、多くの筋肉を同時に鍛えることができる。
  30. なぜ山登りを始めると、足が止まらなくなるのか。

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