執筆者:水口貴博

健康のためになる30の散歩術

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なぜ、食事をした直後の運動は、おなかが痛くなるのか。

なぜ、食事をした直後の運動は、おなかが痛くなるのか。 | 健康のためになる30の散歩術

学生時代を思い出しましょう。

給食後の体育の授業で、おなかが痛くなった経験はありませんか。

食後、すぐ激しい運動をすると、横腹あたりが痛くなります。

普段は、おなかが痛くならないのに、なぜ食後の運動に限って、おなかが痛くなるのでしょうか。

その秘密は、血液の流れ方に関係しています。

実は食後、血の巡り方には少し偏りが出ます。

空腹の状態では、胃の中は空っぽです。

つまりお休みをしている状態です。

しかし、食後は大量の食べ物が胃の中に入ってくるので、活動のスイッチがオンになります。

休んでいた状態から一転して、フル活動になります。

胃は、食べたものを早く消化し、多くの栄養分を吸収するため、たくさんの血が必要とされます。

すると、胃や腸などの血液の流れがよくなりますが、そのほかの部分では血液の流れが悪くなります。

午後に眠くなる現象も、これが原因です。

胃や腸への臓器に血がたくさん流れる反動で、脳への血の巡りが悪くなる。

そのため、午後の授業は眠くなったりぼうっとしたりしやすいです。

そのときに激しい運動をしてしまうとどうでしょうか。

手足を激しく動かす運動をすると、胃や腸への血の巡りが悪くなり、痛みが生じます。

体から「おーい。血が足りないぞ」という悲痛の訴えです。

食後をした直後は、激しい運動を控えるほうがいいのです。

健康のためになる散歩術(25)
  • 食事をした直後に、激しい運動をするのは控える。
「激しい運動かどうか」の基準は「走る運動かどうか」でわかれる。

健康のためになる30の散歩術

  1. なぜ、老いるときには、あっという間に老いるのか。
  2. ウォーキング初心者は「歩数単位」より「時間単位」で始めるほうがうまくいく。
  3. 「たった3分だけ歩こう」そう思うほうが始めやすい。
  4. 歩数計は、歩数を測るだけの道具ではない。
    やる気を発生させる効果もある。
  5. 高機能な歩数計は、よきアドバイザー役になる。
  6. スポーツにかけるお金は、健康への投資であり、医療費の節約と考える。
  7. 外を歩くだけで、自然と免疫力が上がる。
  8. 人生を決める分岐点は、学生時代だけではない。
    社会人になってからもある。
  9. 自分の平熱は把握しているのに、1日の歩数を把握していない人は、多い。
  10. 睡眠時間はためられないが、歩いた歩数ならためることができる。
  11. ウォーキングの目標は「1日単位」より「1週間単位」のほうがうまくいく。
  12. 健康で大切なのは「1日に歩いた歩数」より「歩き続けた日数」。
  13. 健康を意識するなら、最低でも1日5,000歩は歩くべきだ。
  14. なぜ、足は第2の心臓と呼ばれるのか。
  15. ウォーキングの初心者は、坂道や不安定な道は避けておきたい。
  16. きれいな姿勢で歩く、3つのチェックポイント。
  17. 大型デパートは、楽しみながら歩ける散歩コースの穴場。
  18. 歩く習慣は、老若男女が死ぬまで一生楽しめるスポーツだ。
  19. 大きな目印があると、歩きやすくなる。
  20. 年を取るにつれて、運動量は増やさなければいけない。
  21. ウォーキングが大変だと思っている本当の正体。
  22. 水中ウォーキングには、陸の上ではできないメリットがある。
  23. 気分転換には、コーヒーより散歩のほうが効果的。
  24. 空腹状態でのウォーキングは控える。
    特に朝は要注意。
  25. なぜ、食事をした直後の運動は、おなかが痛くなるのか。
  26. 「激しい運動かどうか」の基準は「走る運動かどうか」でわかれる。
  27. 自動販売機やコンビニを利用すれば、ペットボトルを持ち歩く手間から解放される。
  28. 歩きながらの計算で、右脳だけでなく左脳も鍛える。
  29. ただ歩くだけで、多くの筋肉を同時に鍛えることができる。
  30. なぜ山登りを始めると、足が止まらなくなるのか。

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