ウォーキングをするとき「運動と食事のタイミング」について考えたことがありますか。
「運動をしてから食事をする」
そういうパターンの人もいるのではないでしょうか。
たとえば、早朝ウォーキングの場合、起きてウォーキングをしてから朝ご飯を食べる人も多いことでしょう。
問題ないように思えますが、実は大問題です。
肥満防止や健康面を意識するなら、ウォーキングは「食前」より「食後」がおすすめです。
なぜ、食前のウォーキングはよくないのか。
ずばり、太りやすくなるからです。
空腹状態は、すでに血中の糖分が不足している状態です。
その状態で運動しようとしても、糖分が不足していますから、運動してもできるだけカロリーを消費しにくい体質になろうとします。
カロリーが燃焼されにくい体質ということです。
たとえば、おなかがすいた状態は、運動しても、汗が出にくいはずです。
それは体が温まりにくい、つまりカロリーが燃焼されにくいためです。
飢餓の状態で、少しでも生命維持をしようとする、人体機能の1つです。
では、そうした節約モードの体質になった後、食事をしてしまうとどうでしょう。
いつも以上に多くのカロリーを吸収し、脂肪として蓄積されやすくなります。
しかもタイミングが悪いことに、おなかがすいた後の食事は、食べすぎてしまいがちです。
おなかがぺこぺこのときに、たくさん食べて、寝る。
これは一番太りやすいパターンです。
空腹状態で、ウォーキングは控えるべきです。
特に早朝は、睡眠中に食事をしていないため、余計に空腹を感じている時間です。
早朝ウォーキングをするなら、朝ご飯を食べてからがおすすめなのです。