執筆者:水口貴博

健康のためになる30の散歩術

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空腹状態でのウォーキングは控える。特に朝は要注意。

空腹状態でのウォーキングは控える。特に朝は要注意。 | 健康のためになる30の散歩術

ウォーキングをするとき「運動と食事のタイミング」について考えたことがありますか。

「運動をしてから食事をする」

そういうパターンの人もいるのではないでしょうか。

たとえば、早朝ウォーキングの場合、起きてウォーキングをしてから朝ご飯を食べる人も多いことでしょう。

問題ないように思えますが、実は大問題です。

肥満防止や健康面を意識するなら、ウォーキングは「食前」より「食後」がおすすめです。

なぜ、食前のウォーキングはよくないのか。

ずばり、太りやすくなるからです。

空腹状態は、すでに血中の糖分が不足している状態です。

その状態で運動しようとしても、糖分が不足していますから、運動してもできるだけカロリーを消費しにくい体質になろうとします。

カロリーが燃焼されにくい体質ということです。

たとえば、おなかがすいた状態は、運動しても、汗が出にくいはずです。

それは体が温まりにくい、つまりカロリーが燃焼されにくいためです。

飢餓の状態で、少しでも生命維持をしようとする、人体機能の1つです。

では、そうした節約モードの体質になった後、食事をしてしまうとどうでしょう。

いつも以上に多くのカロリーを吸収し、脂肪として蓄積されやすくなります。

しかもタイミングが悪いことに、おなかがすいた後の食事は、食べすぎてしまいがちです。

おなかがぺこぺこのときに、たくさん食べて、寝る。

これは一番太りやすいパターンです。

空腹状態で、ウォーキングは控えるべきです。

特に早朝は、睡眠中に食事をしていないため、余計に空腹を感じている時間です。

早朝ウォーキングをするなら、朝ご飯を食べてからがおすすめなのです。

健康のためになる散歩術(24)
  • 空腹状態で、ウォーキングは控える。
なぜ、食事をした直後の運動は、おなかが痛くなるのか。

健康のためになる30の散歩術

  1. なぜ、老いるときには、あっという間に老いるのか。
  2. ウォーキング初心者は「歩数単位」より「時間単位」で始めるほうがうまくいく。
  3. 「たった3分だけ歩こう」そう思うほうが始めやすい。
  4. 歩数計は、歩数を測るだけの道具ではない。
    やる気を発生させる効果もある。
  5. 高機能な歩数計は、よきアドバイザー役になる。
  6. スポーツにかけるお金は、健康への投資であり、医療費の節約と考える。
  7. 外を歩くだけで、自然と免疫力が上がる。
  8. 人生を決める分岐点は、学生時代だけではない。
    社会人になってからもある。
  9. 自分の平熱は把握しているのに、1日の歩数を把握していない人は、多い。
  10. 睡眠時間はためられないが、歩いた歩数ならためることができる。
  11. ウォーキングの目標は「1日単位」より「1週間単位」のほうがうまくいく。
  12. 健康で大切なのは「1日に歩いた歩数」より「歩き続けた日数」。
  13. 健康を意識するなら、最低でも1日5,000歩は歩くべきだ。
  14. なぜ、足は第2の心臓と呼ばれるのか。
  15. ウォーキングの初心者は、坂道や不安定な道は避けておきたい。
  16. きれいな姿勢で歩く、3つのチェックポイント。
  17. 大型デパートは、楽しみながら歩ける散歩コースの穴場。
  18. 歩く習慣は、老若男女が死ぬまで一生楽しめるスポーツだ。
  19. 大きな目印があると、歩きやすくなる。
  20. 年を取るにつれて、運動量は増やさなければいけない。
  21. ウォーキングが大変だと思っている本当の正体。
  22. 水中ウォーキングには、陸の上ではできないメリットがある。
  23. 気分転換には、コーヒーより散歩のほうが効果的。
  24. 空腹状態でのウォーキングは控える。
    特に朝は要注意。
  25. なぜ、食事をした直後の運動は、おなかが痛くなるのか。
  26. 「激しい運動かどうか」の基準は「走る運動かどうか」でわかれる。
  27. 自動販売機やコンビニを利用すれば、ペットボトルを持ち歩く手間から解放される。
  28. 歩きながらの計算で、右脳だけでなく左脳も鍛える。
  29. ただ歩くだけで、多くの筋肉を同時に鍛えることができる。
  30. なぜ山登りを始めると、足が止まらなくなるのか。

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