執筆者:水口貴博

子どもを上手に叱る30の方法

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どうすればいいのかわからないだけ。

どうすればいいのかわからないだけ。 | 子どもを上手に叱る30の方法

子ども同士が喧嘩をした後、親がかける言葉は決まっています。

「きちんと謝って仲直りしなさい」

当然の言葉ですね。

しかし「きちんと謝りなさい」とはいえ、なかなか素直に謝らない子どもがいます。

嫌がって、謝ろうとしない。

もちろん一度喧嘩をした相手に頭を下げて謝るのは恥ずかしい気持ちもあるのでしょうが、本当の問題はもっと別にあります。

どうやって謝ればいいのかわかりません。

子どもは「仲直り」なるものに、まだ慣れていません。

どういう態度で、どういうタイミングで、どういう言葉をかけていいのか、わからない。

大人でさえ難しい仲直りです。

子どもはもっと難しく感じられるはずです。

だからこそ、親のサポートが必要です。

友人と喧嘩したときには、親も一緒に相手に謝って、仲直りとはどうすればいいのかを手本を見せてあげましょう。

初めは親が謝っているのを、子どもに真似させるくらいでいい。

子どものいたずらに対して、親が代わりに謝るシーンがありますが、あれも1つの方法です。

「仲直りはこうすればいいんだな」

子どもは親を手本にして、やり方を覚えます。

親が謝っているのを横目に、自分も謝らないわけにはいかなくなります。

もちろんいつまでも親が代わりに謝るのではなく、子どもが謝ることに慣れていない時期だけ手本を見せてサポートです。

上手に謝る親の姿から、子どもも謝り方を学んでいくのです。

子どもを上手に叱る方法(25)
  • 謝り方の手本を、親が見せる。
子どもが高価な花瓶を落として割ったとき、あなたならなんと言いますか。

子どもを上手に叱る30の方法

  1. 消極的な性格の原因は、親の叱り方にあった。
  2. 怒鳴られて育った子どもは、消極的になる。
    褒められて育った子どもは、積極的になる。
  3. 単に怒るだけではいけない。
    なぜいけないのか理由を必ず含めること。
  4. 「なぜ」は、魔法の言葉。
    子どもに質問すると、成長が促される。
  5. 人格否定・存在否定をしない。
    否定するのは行為だけでいい。
  6. 子どもにばかと言い続けると、本当にばかになるのは本当の話。
  7. 面倒でも、一人一人に接するのが一番効果は高い。
  8. 名前をきちんと呼んであげると、子どもは素直に言うことを聞く。
  9. ゆっくりした叱り方を心がけよう。
  10. 一度にいくつも指摘すると、どれも覚えられなくなる。
  11. 子どもの反省を促すためには、厳しい言葉より、長い沈黙のほうが効果的。
  12. 大勢の前では、叱らない。
  13. しゃがんで目線を子どもに合わせると、訴える力が強くなる。
  14. 行動を制限する言葉より、行動を変える言葉を口にする。
  15. 軽微な注意は、1分ルールを徹底する。
  16. 「ダメです」という表現を「よくない」という表現に言い変える。
  17. 1つのおもちゃから、たくさんの楽しみ方を引き出すことが大切。
  18. 存在を肯定しながら叱ると、子どもは前向きになる。
  19. 子育ての限界の兆候を見逃すな。
  20. いらいらしたときに、叱らない。
    怒ったときほど、叱らない。
  21. 自分より成長が早くても、気にしないように子どもを力づける。
  22. ひどい体罰をされた子は、親を否定し始める。
  23. 叱ったことが改善されていれば、すかさず褒める。
  24. 子どもに共感してから、叱る。
  25. どうすればいいのかわからないだけ。
  26. 子どもが高価な花瓶を落として割ったとき、あなたならなんと言いますか。
  27. 子どもの身の回りに高価な物を置かなければ、叱る回数も少なくなる。
  28. 叱った後こそ、いつもより話しかける回数を増やす。
  29. 子どもの話がわからなくても、うやむやにしない。
  30. 父と母が同時に叱るのは、逃げ場がなくなりショックが大きくなる。

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