公開日:2010年2月18日
執筆者:水口貴博

子どもの才能を伸ばす30の習慣

  • 子どもの才能発揮は、
    マズローの5段階欲求説が鍵を握る。
子どもの才能を伸ばす30の習慣

子どもの才能発揮は、マズローの5段階欲求説が鍵を握る。

「子どもの才能を伸ばす」というテーマがあっても、その方法は曖昧です。
子どもを褒めればいいのか。
子どもに愛情を与えるといいのか。

愛情の注がれた子どもは、自然と才能を伸ばしていく。

親ができることと言えば、無条件の愛を送り続けることです。
愛と才能。
一見すれば、子どもの才能とは関係がないように思えます。

子どもに約束を守りなさいという前に、親がきちんと約束を守る。

「お母さん、絵本読んでよ!」
子どもが絵本を読んでほしいと、泣き暴れることがあります。
たまたま用事があって忙しいとき、適当な返事をしてしまいがちです。

子どもに完璧を求めすぎない。

生まれて間もない赤ちゃんは、何もできない状態です。
生まれたときは、力も服もお金も地位も名誉もない。
あるのは若さのみ。

子どもの悪いところではなく、いいところを見る。

怒りっぽい親は、子どもの悪いところばかりを見ています。
「弱点」「欠点」「できないところ」「成長の遅れ」など、悪い点ばかりを見ている。
あなたはいかがでしょうか。

子どもの成長を喜ぶと、子どもの伸びはもっとよくなる。

子どもができるようになったことは、大人から見れば、ささいなことばかりです。
簡単な字が書けるようになった。
簡単な計算ができるようになった。

子育て上手な親は演技がうまい。
見ていないふりをしながら、しっかり見る。

子どもを正しく指導するのは、親のしつけの一環です。
ただ、私たちには当然の社会のルール・マナー・常識も、子どもたちには初体験です。
時にはうっかり忘れたり、勘違いをしたりして理解することもあるでしょう。

社会のルール・マナー・常識などの勉強を、すべて学校任せにしない。

社会のルール・マナー・常識というのは、すぐ習得できそうな気がします。
しかし、これが落とし穴です。
社会のルール・マナー・常識というのは、底なしの井戸のようです。

子どもの「やってみたい」という言動を、親はできるだけ支える。

大人が何か新しいことを挑戦しようとするとき、さまざまなことを考えます。
どのくらい時間がかかることか。
将来、お金につながることか。

夢中になって本を読むとき、その先に才能の可能性があるのかもしれない。

幼いころ、家族全員で動物園に出かけたことがありました。
実家から車で40分ほどのところにある、愛媛県の砥部とべ動物園です。
この砥部動物園には、普通の動物園と少し違った特徴があります。

成功した親に育てられると、子どもも成功しやすくなる。

子が親に似るのは、容姿だけではありません。
コピーしているかのように似ることが、しばしばあります。
たとえば、政治家の息子は政治家になりやすく、医者の息子も医者になりやすくなります。

単に否定するしつけで終わらせない。
代替案を与えながらしつける。

子どもの行動が消極的なら、行動を封印するような言葉を無意識に使っていることがあります。
「ダメ」
「やめなさい」

子どもの見方や感じ方を、最大限尊重する。

私が小学生のころ、同じクラスに登校拒否をする、Mさんという女の子がいました。
初めは毎日、普通に通っていました。
じわじわ来なくなったのではなく、ある日を境に急に、学校に来なくなりました。

子どもの才能を伸ばすとき、親はエジソンの母を見習うべし!

エジソンは小学校を、わずか3カ月で中退しています。
3年ではありません。
たったの3カ月です。

さまざまな経験を積むことは、自分の向き・不向きを知るきっかけになる。

子どもにはどんな才能があるのか。
こればかりは、さまざまなことを経験させてあげなければわかりません。
経験したこともないことに「これが合っている」と判断するのは、難しい注文です。

心より技能を重視すると、才能は伸び悩む。

「わが子を天才ピアニストに育てたい!」
そう願って、問答無用でいち早く子どもをピアノ教室に通わせる親がいます。
子どもの才能を開花させようとして、早い時期から厳しく習い事をさせようとします。

何事も「楽しさ」から教えることが肝心。

勉強の楽しさとは「わからなかったことがわかるようになる」という視野の広がりです。
スポーツの楽しさとは「できなかったことができるようになる」という技術の向上です。
子どもに言葉で伝えようとしても、わかりません。

特定分野で、親より秀でた子どもに嫉妬しない。

子どもが好きなことを楽しんで続けていると、親より知識が上回ることがあります。
いくら子どもであろうと、一点に集中して勉強や練習などを積み重ねた結果、著しい上達を遂げることができます。
宇宙の勉強に没頭した結果、親より星の成り立ちに詳しくなるでしょう。

子どもの「旺盛おうせいな好奇心」を、学校の勉強以上に重視する。

エジソンは幼いころから「なぜなぜ少年」で有名だったそうです。
いえ、エジソンに限らず、本来私たちも子どものころは同様だったはずです。
子どものころを思い出しましょう。

失敗は、成功の対義語ではなく同義語であると、子どもに教えてあげる。

突然ですが、あなたに1つ問題です。
成功の対義語は何か、ご存じですか。
おそらくほとんどの人は「失敗」と答えることでしょう。

「やりたいことをやる」という教育方針を貫く。

私の父と母は、昔から「やりたいことをやりなさい」という教育方針でした。
進路を選択しようとしたときも「自分の希望する道を選びなさい」と言いました。
大学で専攻を決めるときも「勉強したいことを勉強しなさい」と子どもに任せます。

親がプラス発想だと、子どももプラス発想になる。

子どもの褒めるべき点を見つけるのが、親の仕事です。
褒めれば褒めるほど、子どもは自信をつけていきます。
子どもを悲しませたり落ち込ませたりしても役にも立ちません。

子どもが親を理解するのではなく、親が子どもを理解してあげないといけない。

子どもを早く成長させようと、子どもに大人の気持ちを理解させようとする親がいます。
大人の言っていることが正しくても、なかなかそれは難しい。
子どもの気持ちは、親が理解してあげないといけません。

私たちの元をたどれば、同じ親にたどり着く。

子どもに自信を持たせるために、親は素晴らしい子孫の話をしてあげましょう。
自分のご先祖様は、偉大なる人物ばかりだという話です。
自分と血縁関係のあるご先祖様に、素晴らしい功績を残した人物がいることを教えます。

短所があるから、子どもは伸びる。

子どもは短所があるから、才能が伸びます。
「短所? 長所の間違いではないのか」
いいえ、間違いではありません。

わが子はわが子。
他人の子と比べる必要はない。

子どもの能力を伸ばすときに、比べて競争させる方法があります。
よその子を意識しながら、競争させる方法です。
事実、競争が必要とされる場面があるのもたしかです。

才能に制限時間を設けないほうが、伸びやすくなる。

期末テストまであと3週間。
仕事の納期は、3カ月。
今年も残り1カ月。

子どもは、親が思いもしない方向へ育っていくもの。

「子どもが思うように育ってくれない」
ときどきこうした悩みを持つ親を見かけます。
子どもの教育に悩む親から、よく聞かれる内容です。

勉強ができない分野があってもいい。
大切なことは「得意分野」があること。

「歴史が95点。一方、国語はたったの30点」
もし子どもがこんな点数を取れば、親であるあなたはどう言いますか。
普通の親なら「いい成績」より「悪い成績」を見てしまいます。

「学ぶ楽しさ」から「生かす楽しさ」へスイッチを促す。

勉強には、2つの楽しみがあります。
・学ぶ楽しさ
・生かす楽しさ

同じカテゴリーの作品

1:28:51
© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION