あらためて考えてみたいことがあります。
子どもを叱るときに、なぜ一生懸命になって叱るのでしょうか。
やはり、大事な子だからですね。
おなかを痛めて、一生懸命産んだ子です。
かけがえのないわが子です。
将来は、間違った道に進まず、いい子になって育ってほしい。
そう願います。
いつも以上に叱る言葉も強くなってしまいます。
子どものときこそ教育が大事ですから、叱る言葉もつい強くなりがちです。
その気持ちを叱っているときに含めましょう。
すなわち、子どもの存在を肯定しながら叱ります。
「おなかを痛めて産んだ子に、いい人生を送ってほしいから、叱っているんだ」
「いい子に育ってほしいから一生懸命なんだよ」
こうした子どもの存在を前向きに肯定しながら叱ると、言葉に説得力がついてきます。
叱る言葉に愛が感じられますね。
言葉に愛があるかどうかです。
「自分は生まれて来てよかったんだ。自分のことを思って叱ってくれている」と伝われば、言うことを聞くようになります。
親から愛されていることがわかると、言う言葉にも従いたくなります。
ただ、叱るのではない。
子どもの存在価値を認め、愛を込めながら叱ります。
それが上手な叱り方というものです。