公開日:2010年2月18日
執筆者:水口貴博

幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

  • 3つ子の魂が百まで続くのは、
    本当だった。
幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

3つ子の魂が百まで続くのは、本当だった。

幼児教育において、初めに心に留めておきたい日本の格言があります。
「3つ子の魂、百まで」です。
3歳ごろまでに受けた教育によって形成された性質・性格は、100歳になっても根底は変わらない、という意味です。

自分の子どもに向かって、笑顔で「ありがとう」と言う。

子育てをするとき、自分の子どもに向かって「ありがとう」という機会は、あまりありません。
「ありがとう」という言葉は、お世話や親切をしてくれた人に向かっていうお礼ですね。
他人の親御さんや保育所の先生には、ありがとうとお礼を言うでしょう。

いくら気になるとはいえ、他の子と比べない。

子どもを育てていると、他の家庭のお子さんと接する機会が出てきます。
まだ幼いとはいえ、早い段階から人間関係に触れ合うのはいいことです。
他の家庭の子と触れ合うことで、人間関係の仕組みや距離感などを覚えるでしょう。

子どもは親に触れているとき、一番安心する。

子どもたちにとって一番安心できるのは、どこかご存じですか。
自分の部屋でもベッドの上でもありません。
親の肌に触れている瞬間です。

子どもと話をするときには、大人が子どもの目線に合わせて話をする。

大人と子どもの身長差を考えてみましょう。
幼い子どもは身長が低い。
一方、大人は高いですね。

子どもの頭は、絶対に叩かない。
叩くくらいなら、優しく手を握り締める。

教育やしつけの一環として、親は子どもを叩きそうになるときがあります。
平手で叩く。
握り拳で殴る。

お風呂の温度は、大人と子どもで感じ方が違う。

ある日、銭湯に行ったときのことです。
3歳くらいの小さな男の子とお父さんの2人がいました。
子どもはお父さんと一緒にお風呂に入ろうとしますが、お湯に手を入れるやいなや「熱い!」と言って嫌がっていました。

子どもは、悪さをしたくて、しているのではない。

まだ幼い子どもは、トラブルを起こします。
ミルクをこぼす。
テーブルを汚す。

大人のスピードは、子どもには速すぎる。

ベビーカーに乗せて、子どもと散歩をすることがあります。
ゆっくりのんびり移動をしていることでしょう。
しかし、子どもにとって本当にゆっくりのスピードでしょうか。

「まだわかっていない」という子どもを、わかってあげる。

幼児は、まだ分別のついていない時期です。
私たち大人は、すでに常識や作法が身についていますし、道具の使い方も熟知しています。
自分たちが知っているので、つい自分たちの感覚で子どもたちも知っているように考えてしまいますが、違います。

子どもから目を離す時間が、だんだん長くなっていませんか。

思いもよらないような動きをするのは、幼児の得意技です。
大人は分別があるので、当たり前だと思っても、子どもたちはとんでもないことをする場合があります。
そこで注意したいのは「ちょっとだけ目を離す」ということです。

親と子とでは、見える世界が全然違う。

告白します。
私はまだ分別のつかない幼いころ「ベッドは下で寝るもの」と思っていました。
「え? ベッドの下?」

いっぱい愛情を受けた子どもほど、成長が早くなる。

幼児期は、愛情をいっぱい注ぐ時期です。
たくさん注ぎすぎてしすぎることはありません。
もちろん甘やかすのはいけませんが、甘えさせるのはOKです。

親がキレやすいと、子どももキレやすくなる。

すぐかっとなる。
すぐ暴力を振るう。
こういう辛抱ができず、理性を忘れやすい子どもがいます。

親からたくさん話しかけられた子どもは、言語の習得が早くなる。

人間は、ほかの動物とは違い、言葉を操る「コミュニケーション能力」が大変発達しています。
その鍵は「真似をする能力が高いから」だといわれています。
「言語習得」は、必ず「聞くこと」から始まります。

「悪いことをしてはいけません」という教え方だけでは、幼い子どもは納得できない。

教育する親は、大人です。
大人ですから、つい子どもの立場を忘れ、大人の立場から教育を考えてしまうことがあります。
子どもへの教え方でよくありがちな典型的な間違いがあります。

子育てにはチームワークが必要だ。

「子育て」と聞くと、注意が子ども一点に集中するイメージがあります。
子どもを育てますから、子どもに対して最大限の注意を払います。
たしかに幼い子どもの教育も大切ですが、子どもしか見ていないのも問題です。

子どもの話をたっぷり聞いてあげられる親になる。

私は昔から、発明や機械などに興味を持っていました。
特に衝撃を受けたのは、アニメ『キテレツ大百科』でした。
このアニメには、さまざまな発明品が登場します。

子どもはお手伝いによって、成長する。

子どもにできる範囲のことからお手伝いをさせてみましょう。
子どもは、お手伝いを通して成長します。
「手伝いなんてまだ早い。難しすぎるし、危険だ」

子どもと一緒に家事をしながら、説明したり質問したりする。

子どもと一緒に家事をするのは、よいことです。
子どもはお母さんの役に立っていることを実感できますし、親にとっても家事の手伝いは仕事が減って楽になります。
しかし、家事は無味乾燥になりがちです。

「しなさい・してはいけません」より「嬉しい・悲しい」で教育する。

子どもを育てようとするとき、つい偏りがちな言葉があります。
「しなさい」と「してはいけません」です。
「お母さんの手伝いをしなさい」

子どもは子どもとして、日々学ぶ。
親も親として、日々学ぶ。

生まれてまだ世の中のことをよく知らない子どもは、すべてが勉強です。
学ぶことが山ほどあります。
「勉強しなさい!」

肉声による昔話には、想像力を高める効果がある。

昔話というのは、強い力があります。
小学生に上がる前のころ、寝る前にいつもお決まりのルールがありました。
母からの昔話です。

子どもの喧嘩は事情を聞くだけで、解決する。

「喧嘩をしてはいけません!」
子ども同士が喧嘩をしているとき、いきなり叱る親がいます。
殴り合ったり叩き合ったりしている子ども同士を見て「喧嘩はやめなさい。仲良くしなさい」と言って、ねじ伏せます。

子どもが甘えてこないからと言って、そっとしてほしいとは限らない。

兄弟や姉妹など、子どもが2人以上いる場合があります。
3人も4人もいる家庭もあるでしょう。
子どもが何人かいれば、自然と発生する問題があります。

祖父や祖母に頼ったほうが、子育ての質は格段によくなる。

子どもへの教育も、父と母の2人だけでは物足りないです。
自分たちの子どもだから、自分たちだけで何とかしようとする意気込みはいいですが、そうは言っても限界があります。
父は仕事でへとへとに疲れている。

子育てには休日がない。
大変な子育てだからこそ、たまにはひと息が必要。

よくよく考えてみると、子育てには休日がありません。
会社や学校には休日があっても、子育ては24時間、付きっきりです。
特に小学生に上がるまでの幼い時期は、最も手がかかる時期と言っていいでしょう。

いきなり叱ると、親の言葉が届かなくなる。

叱るときに大切なのは、いきなり叱らないことです。
いきなり叱るのは、子どもには刺激が強すぎます。
叱られると落ち込みやすく、その結果、親の声が届きにくくなります。

兄弟・姉妹に対して、平等に接すること。

兄弟や姉妹のように、子どもが複数人もいる場合があります。
親に要求されるのは「兄弟・姉妹を『平等』に育てる」という教育です。
「そんなこと当たり前だ」と思うでしょう。

手がかからない子になり始めたときこそ、注意せよ。

子どもは不思議です。
まだ分別がつかないころは行儀が悪いので、トラブルを起こしがちです。
父や母から「ああしなさい。こうしなさい」と言われます。

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