執筆者:水口貴博

売り上げを上げる30の方法

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「1日10食限定」という数量限定商品を作る。

「1日10食限定」という数量限定商品を作る。 | 売り上げを上げる30の方法

人間は「限定」に弱い生き物です。

数が限られていると、人気があり、希少価値があり、高品質であるかのような印象を受けます。

限定数が少なければ少ないほど、逆に欲しくなるのが、人間心理です。

「世界に1つだけの商品」と聞くと、それだけで価値のある商品のように聞こえます。

売り上げをアップさせるには、メニューの一部に「限定」を作ってください。

限定を作ることで、メニューにメリハリができて、多くのお客さまが注目します。

たとえば、1日10食限定のラーメンです。

1日にたった10食というわずかな限定商品があると、お客さまの印象がよくなります。

希少な素材を使って、手間暇をかけて作っているような印象を受けます。

また、そういう高品質のラーメンをお客さまに味わっていただきたいという店長の意気込みも伝わってきます。

実際のところ、限定商品がすべて売れたとしても、店の全体の売り上げに大きく貢献することはありません。

限定商品は、ほかとは比べて作るために手間もかかり、特別な素材にも費用がかかるためです。

店の売り上げが向上するのは、10食限定ラーメンが売れたときではありません。

10食限定ラーメンが、完売した後です。

「10食限定ラーメンを注文したいのですが」と注文があり「すみません。今日は売り切れてしまいました」となります。

すると「そうですか。じゃあ別のラーメンを……」という流れになります。

一度足を踏み入れてしまったからには、わざわざ店を出るのもおっくうなので、別のラーメンを注文します。

人によっては、さらにギョーザや飲み物を注文して、売り上げがさらにアップします。

限定商品を作ることで、多くのお客さまに来店していただくきっかけに変えるのです。

売り上げを上げる方法(7)
  • 数量限定商品を作る。
人間は、新しい物が大好き。
「日替わり」に作れば、来客数が増える。

売り上げを上げる30の方法

  1. 売り上げアップのキーワードは「商品」ではない。
    常に「人」である。
  2. ドアのないお店ほど、繁盛する。
  3. 「閑古鳥が鳴いている店」には理由がある。
    「繁盛している店」にも理由がある。
  4. 人を雇う人件費があるなら、パソコン教室に通ったほうが安上がり。
  5. 「松竹梅」に加えて「特上」を作れば「松」の売り上げが向上する。
  6. 目玉商品のない店は、経営が苦しくなる。
  7. 「1日10食限定」という数量限定商品を作る。
  8. 人間は、新しい物が大好き。
    「日替わり」に作れば、来客数が増える。
  9. ポイントカードを作れば、売り上げが向上する。
  10. 最も人が喜ぶ報酬は、現金である。
  11. 感情に訴えかける商品名に変えれば、人の心も動く。
  12. ユーザーは、どんなものかわからないものに、いきなりお金を払わない。
  13. 文字だけのメニューより、写真付きのメニューのほうが、わかりやすい。
  14. 設備投資をしすぎると、事業は失敗しやすくなる。
  15. レジの隣を無駄にしない。
  16. 店内が明るいと、入店しやすくなる。
  17. 強調するなら、色より、大きさのほうが有利。
  18. 単位を変えて、量を強調する。
  19. 事実を伝えながら、強調した方法を使う。
  20. カードにランクをつけると、より売り上げが向上する。
  21. お客さまは、性能より体験を求めている。
  22. 暑いときには、店内を冷やす。
    寒いときには、店内を暖かくする。
  23. お客さまの声ほど、説得力の強い言葉はない。
  24. 商品名こそ、一番のキャッチコピーにする。
  25. 商品が安くなる割引券を配れば、売り上げが向上する。
  26. 道端に店内の一部を出したお店は、必ず売れる。
  27. 留守番電話・ファックス・ウェブサイトを最大限に活用すれば、24時間営業ができる。
  28. 立地条件が悪くても、ウェブサイトを持てば解消できる。
  29. 商品の配置や配列を変更すると、売り上げが向上する。
  30. 売ろうという当たり前の努力をする。

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