執筆者:水口貴博

売り上げを上げる30の方法

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ユーザーは、どんなものかわからないものに、いきなりお金を払わない。

ユーザーは、どんなものかわからないものに、いきなりお金を払わない。 | 売り上げを上げる30の方法

実は、私たちが購入する大半は「知っている商品」ばかりです。

あなたがスーパーに出かけて、ショッピングカートに入れる商品を眺めてみましょう。

  • 見たことある
  • 触ったことある
  • 食べたことがある

すでに知っている商品ばかりを、ショッピングカートに入れているはずです。

商品を体験したことがあれば、どんな価値があるのかをユーザーは理解しています。

経験したことがあるために慣れがあり、商品を手に取りやすくもなります。

商品への理解と慣れがあるため、手に取りやすく、購入にも結びつきやすいです。

一方で「初めてみる商品」に対しては、強い警戒心を抱きます。

私たちが買い物のときに、無意識にそう判断しています。

初めてのため、どんなものかわかりません。

どのくらい価値があるのか、わかりません。

よくわからないものに対して、いきなりお金を払うのには抵抗があります。

新商品が高額になるほど、警戒心も強くなり、なかなか購入に結びつきません。

有効な広告手段でもしないかぎり、高額の新商品がいきなりヒットすることはありません。

では、新商品をスムーズにお客さまに購入していただくためのいい方法はないのでしょうか。

その抵抗を拭い去るために、世の中には、ありふれた工夫があります。

まず「気軽に無料で試す機会」という方法です。

  • 食事なら「試食」
  • 洋服なら「試着」
  • 車なら「試乗」
  • 化粧品なら「試供品」

まず、これらを実践しましょう。

いきなりユーザーに購入させようとするのではなく、新商品ほどまず無料で提供します。

目的は、ユーザーに品質のよさを理解していただくことです。

「これは素晴らしいですよ」といくら店員が呼び掛けても、なかなか信じてもらえません。

店員がアピールするより、一度ユーザーに体験してもらえればいい。

一度触れて感じてもらい、価値を理解してもらいましょう。

触れることで、その商品がどんなものなのかが具体的にわかります。

また、触れた経験を作ることで慣れを作り、商品購入への敷居を低くさせる効果があります。

本当に価値のある商品なら、体験後、必ずとりこになります。

もちろん最初に無料でサービスを提供するのは、金銭的なダメージの覚悟が必要です。

しかし、まずは品質のよさをアピールすることから始めましょう。

その商品の品質がよければ、無料で試した後、必ず購入に結びつくはずです。

スーパーの試食コーナーで、饅頭まんじゅうを口にして、思ったよりおいしいと感じれば「1つ買おうかな」と考えるはずです。

品質がよければ、お客さまは振り向いてくれます。

売り上げを上げる方法(12)
  • いきなり買わせるのではなく、品質のよさからアピールする。
文字だけのメニューより、写真付きのメニューのほうが、わかりやすい。

売り上げを上げる30の方法

  1. 売り上げアップのキーワードは「商品」ではない。
    常に「人」である。
  2. ドアのないお店ほど、繁盛する。
  3. 「閑古鳥が鳴いている店」には理由がある。
    「繁盛している店」にも理由がある。
  4. 人を雇う人件費があるなら、パソコン教室に通ったほうが安上がり。
  5. 「松竹梅」に加えて「特上」を作れば「松」の売り上げが向上する。
  6. 目玉商品のない店は、経営が苦しくなる。
  7. 「1日10食限定」という数量限定商品を作る。
  8. 人間は、新しい物が大好き。
    「日替わり」に作れば、来客数が増える。
  9. ポイントカードを作れば、売り上げが向上する。
  10. 最も人が喜ぶ報酬は、現金である。
  11. 感情に訴えかける商品名に変えれば、人の心も動く。
  12. ユーザーは、どんなものかわからないものに、いきなりお金を払わない。
  13. 文字だけのメニューより、写真付きのメニューのほうが、わかりやすい。
  14. 設備投資をしすぎると、事業は失敗しやすくなる。
  15. レジの隣を無駄にしない。
  16. 店内が明るいと、入店しやすくなる。
  17. 強調するなら、色より、大きさのほうが有利。
  18. 単位を変えて、量を強調する。
  19. 事実を伝えながら、強調した方法を使う。
  20. カードにランクをつけると、より売り上げが向上する。
  21. お客さまは、性能より体験を求めている。
  22. 暑いときには、店内を冷やす。
    寒いときには、店内を暖かくする。
  23. お客さまの声ほど、説得力の強い言葉はない。
  24. 商品名こそ、一番のキャッチコピーにする。
  25. 商品が安くなる割引券を配れば、売り上げが向上する。
  26. 道端に店内の一部を出したお店は、必ず売れる。
  27. 留守番電話・ファックス・ウェブサイトを最大限に活用すれば、24時間営業ができる。
  28. 立地条件が悪くても、ウェブサイトを持てば解消できる。
  29. 商品の配置や配列を変更すると、売り上げが向上する。
  30. 売ろうという当たり前の努力をする。

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