執筆者:水口貴博

売り上げを上げる30の方法

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強調するなら、色より、大きさのほうが有利。

強調するなら、色より、大きさのほうが有利。 | 売り上げを上げる30の方法

伝えたいメッセージを強調する方法には、2種類あります。

そのほかにも点滅や装飾という方法もありますが、話の幅が広がるため、ここでは省きます。

  1. 文字の色で強調
  1. 文字の大きさで強調

強調する方法としては、どちらの方法でもかまいません。

たとえば、赤い文字で強調していれば、ここが大切なところなのだなとすぐわかります。

一方、文字が大きく書かれていれば、強調したい言葉なのだなと一目でわかります。

文字の大きさで強調する方法は、スペースを取られるのが欠点です。

その点、色で強調する方法は、文字が小さくてもできます。

色にしても大きさにしても、適材適所です。

私は経験上、どちらかといえば「文字の大きさで強調」に軍配が上がることを確信しています。

重要なのは、年齢層です。

お年寄りほど視力が弱いかたが多いです。

たとえ、色で強調した場合でも、小さな文字だと読めなくなります。

その点、大きな文字は、視力の弱いお年寄りでも読めます。

「遠視」「近視」「色覚障害」のかたでも、きちんと伝わる強調手段です。

さあ、新聞を広げてください。

通常、新聞はモノクロです。

モノクロの味気ない新聞でも、一目見て、どの項目が重要なのかがすぐわかります。

重要な項目ほど大きな字で書かれているからです。

町の看板も、大きな文字のほうが、なぜか自然と目に飛び込んできます。

人間は「大きな文字から情報を読み取っていく」という習性があります。

私も文章を書く人間の1人として、この点は注意しています。

読者に大切だと本当に伝えたければ、文字の「大きさ」で強調しています。

あなたが店で販売するときには、強調を色ではなく、大きさで強調しましょう。

たとえば、値札です。

赤色で「100円」と強調するのではなく、大きな文字で「100円」と書かれているほうが、見た目の印象が強くなります。

メニューも大切なところほど、大きな文字で書いておくといいでしょう。

文字の「色」と「大きさ」について理解しておくことは、売る側にとって重要なのです。

売り上げを上げる方法(17)
  • 文字は「色」より「大きさ」で強調する。
単位を変えて、量を強調する。

売り上げを上げる30の方法

  1. 売り上げアップのキーワードは「商品」ではない。
    常に「人」である。
  2. ドアのないお店ほど、繁盛する。
  3. 「閑古鳥が鳴いている店」には理由がある。
    「繁盛している店」にも理由がある。
  4. 人を雇う人件費があるなら、パソコン教室に通ったほうが安上がり。
  5. 「松竹梅」に加えて「特上」を作れば「松」の売り上げが向上する。
  6. 目玉商品のない店は、経営が苦しくなる。
  7. 「1日10食限定」という数量限定商品を作る。
  8. 人間は、新しい物が大好き。
    「日替わり」に作れば、来客数が増える。
  9. ポイントカードを作れば、売り上げが向上する。
  10. 最も人が喜ぶ報酬は、現金である。
  11. 感情に訴えかける商品名に変えれば、人の心も動く。
  12. ユーザーは、どんなものかわからないものに、いきなりお金を払わない。
  13. 文字だけのメニューより、写真付きのメニューのほうが、わかりやすい。
  14. 設備投資をしすぎると、事業は失敗しやすくなる。
  15. レジの隣を無駄にしない。
  16. 店内が明るいと、入店しやすくなる。
  17. 強調するなら、色より、大きさのほうが有利。
  18. 単位を変えて、量を強調する。
  19. 事実を伝えながら、強調した方法を使う。
  20. カードにランクをつけると、より売り上げが向上する。
  21. お客さまは、性能より体験を求めている。
  22. 暑いときには、店内を冷やす。
    寒いときには、店内を暖かくする。
  23. お客さまの声ほど、説得力の強い言葉はない。
  24. 商品名こそ、一番のキャッチコピーにする。
  25. 商品が安くなる割引券を配れば、売り上げが向上する。
  26. 道端に店内の一部を出したお店は、必ず売れる。
  27. 留守番電話・ファックス・ウェブサイトを最大限に活用すれば、24時間営業ができる。
  28. 立地条件が悪くても、ウェブサイトを持てば解消できる。
  29. 商品の配置や配列を変更すると、売り上げが向上する。
  30. 売ろうという当たり前の努力をする。

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