今、私が住んでいる東京・三軒茶屋は、店の盛衰が激しい土地です。
土地の値段やアパートの家賃が高い地域なので、その地域で経営するお店は大変です。
月々の高い賃貸料を支払うために、眉唾ではない経営力が必要です。
経営に成功すれば、店は長続きします。
しかし、誤った営業をしていると、高額の賃貸料に経営は傾き、店はあっという間につぶれます。
値段の高い地域に住んでいると、そうした店の盛衰を数多く目にしてきました。
店の盛衰を繰り返し見ていると、勉強になります。
私は、よく閑古鳥の鳴いているお店に足を運びます。
冷やかしのためではありません。
なぜ、お客が入らないのかを勉強するためです。
「入りにくい。注文しにくい。感じが悪い」
閑古鳥が鳴いている店には、何か理由があるはずです。
自分が客になることで、お客が入らない理由を感じ取ります。
自分のビジネスにそうした点はないか、反省します。
あれば、すぐ改善します。
一方、繁盛しているお店にも足を運びます。
なぜ多くの客がやってくるのかを、自分が客になることで感じたいからです。
「入りやすい。注文しやすい。感じがいい」
繁盛しているお店には、必ず理由があります。
自分のビジネスに生かせる点はないか、当てはめて考えます。
あれば、すぐ適用します。
「してはいけない例」と「見習うべき例」の両面から学ぶことは重要です。
正反対のお店の状態は違いがはっきりわかり、素人の私でも感じやすくなります。
アイデアを思いつくのは大変です。
頭の中で思い描くアイデアは、外れも多く、机上の空論になりがちです。
しかし、店に足を運ぶのは簡単です。
閑古鳥が鳴いている店と繁盛している店に足を運び、その理由を感じ取ればいいだけです。