公開日:2009年4月5日
執筆者:水口貴博

売り上げを上げる30の方法

  • 売り上げアップのキーワードは
    「商品」ではない。
    常に
    「人」である。
売り上げを上げる30の方法

売り上げアップのキーワードは「商品」ではない。
常に「人」である。

売り上げをアップさせるために、最も大切なのは「商品」ではありません。
常に「人」です。
これを常に意識して、忘れないでおきましょう。

ドアのないお店ほど、繁盛する。

私はある日、おいしそうなラーメン屋を発見しました。
店頭には写真付きのメニューがあり、店内からは香ばしいにおいがします。
「入ろうかな、どうしようかな」

「閑古鳥が鳴いている店」には理由がある。
「繁盛している店」にも理由がある。

今、私が住んでいる東京・三軒茶屋は、店の盛衰が激しい土地です。
土地の値段やアパートの家賃が高い地域なので、その地域で経営するお店は大変です。
月々の高い賃貸料を支払うために、眉唾ではない経営力が必要です。

人を雇う人件費があるなら、パソコン教室に通ったほうが安上がり。

一昔前、人がやっていた会計処理や事務処理は、そろばんを使って計算していました。
その後、電卓が登場して、仕事はさらに効率よくなりました。
しかし、これは、まだほんの始まりにすぎませんでした。

「松竹梅」に加えて「特上」を作れば「松」の売り上げが向上する。

人目を気にする人間には「中流意識」がどこかにあります。
「松竹梅」と3段階のメニューがあれば、最初は中間の「竹」を選びたがろうとします。
低いランクの梅を選ぶと「安っぽく見られるな。貧乏だと思われたくない」という意識が働きます。

目玉商品のない店は、経営が苦しくなる。

「1件しかない店」なら、客はそこに集中します。
1件しかないので、ほかに選択のしようがないからです。
物が不足していた時代では店が少なく、お店が1件できるだけで多くのお客さんが押し寄せてきました。

「1日10食限定」という数量限定商品を作る。

人間は「限定」に弱い生き物です。
数が限られていると、人気があり、希少価値があり、高品質であるかのような印象を受けます。
限定数が少なければ少ないほど、逆に欲しくなるのが、人間心理です。

人間は、新しい物が大好き。
「日替わり」に作れば、来客数が増える。

私が新人だったころ、先輩と一緒にランチをよく食べに行っていました。
行きつけの食堂があったのですが、なぜいつもそこに通っているのかというと、はっきりした理由はありませんでした。
強いて言えば「日替わりランチ定食」があるからでした。

ポイントカードを作れば、売り上げが向上する。

私が小学生のころ、冬の季節には朝礼前にマラソンがありました。
学校に到着して、朝礼が始まる前の15分ほどの間、運動場を何周も走れるだけ走ります。
当然ですが、マラソンなんて疲れるだけで、誰もやろうとしませんでした。

最も人が喜ぶ報酬は、現金である。

私が勤めている会社で、ある日、社長から「アイデア募集」の依頼がありました。
会社の強みになるような斬新なアイデアを出してほしい、という内容でした。
募集と言っても、任意でした。

感情に訴えかける商品名に変えれば、人の心も動く。

売り上げをアップさせるためには、商品の内容をよりよくしようと思います。
しかし、それでは手間も暇もかかります。
簡単に売り上げをアップさせる方法があります。

ユーザーは、どんなものかわからないものに、いきなりお金を払わない。

実は、私たちが購入する大半は「知っている商品」ばかりです。
あなたがスーパーに出かけて、ショッピングカートに入れる商品を眺めてみましょう。
・見たことある

文字だけのメニューより、写真付きのメニューのほうが、わかりやすい。

私がよく行くレストランで、実際にあった話です。
レストランのメニューは、当初、文字ばかりが並んでいるメニューでした。
たとえば、デザートの欄には「抹茶アイスクリーム」というメニューがありました。

設備投資をしすぎると、事業は失敗しやすくなる。

私が住んでいる三軒茶屋は、東京の世田谷の中でも一等地に位置します。
賃貸料が高く、おしゃれな町としても有名です。
そんな都心部に住んでいると、短いサイクルで、店の開業と廃業を目にできます。

レジの隣を無駄にしない。

どんなお店にも、店内にはレジがあります。
気に入った商品を見つけて、レジで会計を待っている間に、待ち時間が発生します。
すんなり会計ができればいいですが、2人も3人も会計待ちの人が並んでいると、長く待たされるケースも珍しくありません。

店内が明るいと、入店しやすくなる。

犯罪が潜んでいるのは、常に暗いところです。
見られてはまずいものがあるので、暗いところが好都合です。
そのため、私たちは暗いところに対して、無意識のうちに悪い印象を持ってしまいます。

強調するなら、色より、大きさのほうが有利。

伝えたいメッセージを強調する方法には、2種類あります。
そのほかにも点滅や装飾という方法もありますが、話の幅が広がるため、ここでは省きます。
(1)文字の色で強調

単位を変えて、量を強調する。

「ビタミンCが1000ミリグラム!」
健康ドリンクでは、ビタミンの含有量を強調したキャッチコピーが目につきます。
「1000」という4桁の数字に、量の多さを感じずにはいられません。

事実を伝えながら、強調した方法を使う。

表現方法を変えるというのは、お客さまに商品をアピールする有効な手段です。
たとえば、あなたの店内で最もよく売れている商品を見つけましょう。
見つかれば、その商品に「売り上げナンバー1」というキャッチコピーを付けてください。

カードにランクをつけると、より売り上げが向上する。

私が住んでいるそばに、お気に入りの饅頭まんじゅう屋が1件あります。
1つが10円という安さでも、おいしいです。
ある日、会員カードができました。

お客さまは、性能より体験を求めている。

私たちは、戦後、3段階の時代を経験しています。
・物を求める時代(1945~1954年)
・性能を求める時代(1955~2000年)

暑いときには、店内を冷やす。
寒いときには、店内を暖かくする。

真夏の日中。
直射日光が強く照りつける中のことです。
「熱くて死にそう……」

お客さまの声ほど、説得力の強い言葉はない。

ある日、クッキー店の前で、チラシを配っていたとします。
「北海道産の牛乳を豊富に使って焼いたクッキーです。じっくり丁寧に焼きました。1パック500円です」
チラシには、クッキーのおいしさをアピールしています。

商品名こそ、一番のキャッチコピーにする。

キャッチコピーとは、人を引き付ける言葉のことです。
商品の広告や宣伝の際に使われます。
キャッチコピーをつけている商品は、世間ではよく目にします。

商品が安くなる割引券を配れば、売り上げが向上する。

あなたのお店には、割引券を配ることがありますか。
一部の商品が安くなる割引券を配れば、商品が安くなるので、お店にやってくるお客さんが増え、売り上げもアップします。
頻繁に利用する人にとって、割引券は素直に嬉しく感じることでしょう。

道端に店内の一部を出したお店は、必ず売れる。

三軒茶屋には、たくさんの職種のお店がひしめき合っています。
商売がうまいところは長続きしていますが、下手なところはすぐつぶれます。
私はたくさんのお店を目にして、商売がうまいなと感じるお店の共通点を発見しました。

留守番電話・ファックス・ウェブサイトを最大限に活用すれば、24時間営業ができる。

お店には、当然ですが、営業時間があります。
営業時間は、店によってさまざまです。
たとえば「朝の9時から、夜の6時まで」としましょう。

立地条件が悪くても、ウェブサイトを持てば解消できる。

商品は、基本的に、お店で販売します。
店を開いている近くの人が対象になります。
しかし、店の立地が田舎なら、人通りも少ないため、来店するお客さまも少ないです。

商品の配置や配列を変更すると、売り上げが向上する。

通常、私たちは何度かお店にかよっていると、店のレイアウトを覚えます。
どんな商品が、どこに置いてあるのかを、自然と記憶してしまいます。
さて、次のような経験はありませんか。

売ろうという当たり前の努力をする。

ほうっておけば勝手にお客さんがやってきて、商品がたくさん売れるという話はありません。
そんなおいしい話があれば、商売は苦労しません。
そういう話は、うさんくさい広告やチラシにあるだけです。

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