執筆者:水口貴博

売り上げを上げる30の方法

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ポイントカードを作れば、売り上げが向上する。

ポイントカードを作れば、売り上げが向上する。 | 売り上げを上げる30の方法

私が小学生のころ、冬の季節には朝礼前にマラソンがありました。

学校に到着して、朝礼が始まる前の15分ほどの間、運動場を何周も走れるだけ走ります。

当然ですが、マラソンなんて疲れるだけで、誰もやろうとしませんでした。

わざと朝礼ぎりぎりに登校して、少しでもマラソンに触れる機会を減らそうとしている生徒もいました。

先生が「外で走ってきなさい」と怒鳴ってくるため、仕方なく走っている状態でした。

しかし、ある日、変化が起こります。

先生が生徒に「マラソン用ポイントカード」を配りました。

運動場を走り回った回数に応じて、ポイントもたまるという内容です。

運動場を1周走れば、1ポイント加算されます。

3周走れば、3ポイントです。

ポイントが貯まれば、みんなから驚かれたり、先生から表彰状をもらえたりします。

すると、このポイントカードができた日を境に、生徒の態度が急変しました。

生徒から積極的に「走りたい!」と言い始めました。

したことと言えば、ポイントカードを作ったことです。

自分の努力がポイントという数字で目に見えたり、ポイントに応じて報酬がもらえたりすると、やる気が出てきます。

自分の成長が目に見えるようです。

先生がしたことと言えば、ポイントカードを作ったことだけです。

それだけの工夫で、生徒の態度は180度変わった事実には驚きです。

ポイントが貯まるという快感が、人のモチベーションを上げます。

このお話は、店の売り上げアップにも通用する話です。

売り上げを伸ばしたければ、ぜひ「ポイントカード制度」を導入しましょう。

ポイントに応じて、お客さまが喜ぶような素晴らしい報酬を用意しましょう。

ポイントを貯める快感のために、来客数が増えて、買い物への意欲に拍車をかけるのです。

売り上げを上げる方法(9)
  • ポイントカード制度を導入する。
最も人が喜ぶ報酬は、現金である。

売り上げを上げる30の方法

  1. 売り上げアップのキーワードは「商品」ではない。
    常に「人」である。
  2. ドアのないお店ほど、繁盛する。
  3. 「閑古鳥が鳴いている店」には理由がある。
    「繁盛している店」にも理由がある。
  4. 人を雇う人件費があるなら、パソコン教室に通ったほうが安上がり。
  5. 「松竹梅」に加えて「特上」を作れば「松」の売り上げが向上する。
  6. 目玉商品のない店は、経営が苦しくなる。
  7. 「1日10食限定」という数量限定商品を作る。
  8. 人間は、新しい物が大好き。
    「日替わり」に作れば、来客数が増える。
  9. ポイントカードを作れば、売り上げが向上する。
  10. 最も人が喜ぶ報酬は、現金である。
  11. 感情に訴えかける商品名に変えれば、人の心も動く。
  12. ユーザーは、どんなものかわからないものに、いきなりお金を払わない。
  13. 文字だけのメニューより、写真付きのメニューのほうが、わかりやすい。
  14. 設備投資をしすぎると、事業は失敗しやすくなる。
  15. レジの隣を無駄にしない。
  16. 店内が明るいと、入店しやすくなる。
  17. 強調するなら、色より、大きさのほうが有利。
  18. 単位を変えて、量を強調する。
  19. 事実を伝えながら、強調した方法を使う。
  20. カードにランクをつけると、より売り上げが向上する。
  21. お客さまは、性能より体験を求めている。
  22. 暑いときには、店内を冷やす。
    寒いときには、店内を暖かくする。
  23. お客さまの声ほど、説得力の強い言葉はない。
  24. 商品名こそ、一番のキャッチコピーにする。
  25. 商品が安くなる割引券を配れば、売り上げが向上する。
  26. 道端に店内の一部を出したお店は、必ず売れる。
  27. 留守番電話・ファックス・ウェブサイトを最大限に活用すれば、24時間営業ができる。
  28. 立地条件が悪くても、ウェブサイトを持てば解消できる。
  29. 商品の配置や配列を変更すると、売り上げが向上する。
  30. 売ろうという当たり前の努力をする。

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