執筆者:水口貴博

売り上げを上げる30の方法

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「松竹梅」に加えて「特上」を作れば「松」の売り上げが向上する。

「松竹梅」に加えて「特上」を作れば「松」の売り上げが向上する。 | 売り上げを上げる30の方法

人目を気にする人間には「中流意識」がどこかにあります。

「松竹梅」と3段階のメニューがあれば、最初は中間の「竹」を選びたがろうとします。

低いランクの梅を選ぶと「安っぽく見られるな。貧乏だと思われたくない」という意識が働きます。

高いランクの松を選ぶと「高級そう。贅沢ぜいたくすぎないか」という意識が働きます。

低級すぎても高級すぎても、心理的に不安があります。

そこで、中間に当たる「竹」を選びます。

もちろん常連客やすべての人がこの限りではありません。

しかし、この傾向は世界のどこでも強く見られます。

人目を気にする人間は、無難に「普通」を選ぼうとします。

商売をしているあなたは、竹ばかりが売れるのでは、梅と松が売れ残ります。

売れる商品の偏りがあれば、在庫処分にも困ります。

いくら竹だけが売れているとはいえ、高ランクの松にも手を付けてもらいたいと思います。

松のような高品質を、多くのお客さまにも体験していただきたいと思うこともあるでしょう。

松の売り上げを伸ばしたいときに、いい方法があります。

やってくるお客さんの心理を利用します。

「普通が好き」という心理があれば、さらに高ランクである「特上」を作ればいい。

「特上」を作ることで、天井が高くなり、松が普通域の中に入ります。

一番上が、松から特上に変わることで、松を選ぶ抵抗が小さくなります。

むしろ、松も普通だと思い、より多く売れます。

人を相手にしている商売ですから、常に人の心を読んで商売に生かしましょう。

人の心理を読める人が、売り上げをアップさせることができるのです。

売り上げを上げる方法(5)
  • 「特上」を作る。
目玉商品のない店は、経営が苦しくなる。

売り上げを上げる30の方法

  1. 売り上げアップのキーワードは「商品」ではない。
    常に「人」である。
  2. ドアのないお店ほど、繁盛する。
  3. 「閑古鳥が鳴いている店」には理由がある。
    「繁盛している店」にも理由がある。
  4. 人を雇う人件費があるなら、パソコン教室に通ったほうが安上がり。
  5. 「松竹梅」に加えて「特上」を作れば「松」の売り上げが向上する。
  6. 目玉商品のない店は、経営が苦しくなる。
  7. 「1日10食限定」という数量限定商品を作る。
  8. 人間は、新しい物が大好き。
    「日替わり」に作れば、来客数が増える。
  9. ポイントカードを作れば、売り上げが向上する。
  10. 最も人が喜ぶ報酬は、現金である。
  11. 感情に訴えかける商品名に変えれば、人の心も動く。
  12. ユーザーは、どんなものかわからないものに、いきなりお金を払わない。
  13. 文字だけのメニューより、写真付きのメニューのほうが、わかりやすい。
  14. 設備投資をしすぎると、事業は失敗しやすくなる。
  15. レジの隣を無駄にしない。
  16. 店内が明るいと、入店しやすくなる。
  17. 強調するなら、色より、大きさのほうが有利。
  18. 単位を変えて、量を強調する。
  19. 事実を伝えながら、強調した方法を使う。
  20. カードにランクをつけると、より売り上げが向上する。
  21. お客さまは、性能より体験を求めている。
  22. 暑いときには、店内を冷やす。
    寒いときには、店内を暖かくする。
  23. お客さまの声ほど、説得力の強い言葉はない。
  24. 商品名こそ、一番のキャッチコピーにする。
  25. 商品が安くなる割引券を配れば、売り上げが向上する。
  26. 道端に店内の一部を出したお店は、必ず売れる。
  27. 留守番電話・ファックス・ウェブサイトを最大限に活用すれば、24時間営業ができる。
  28. 立地条件が悪くても、ウェブサイトを持てば解消できる。
  29. 商品の配置や配列を変更すると、売り上げが向上する。
  30. 売ろうという当たり前の努力をする。

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