執筆者:水口貴博

売り上げを上げる30の方法

18

単位を変えて、量を強調する。

単位を変えて、量を強調する。 | 売り上げを上げる30の方法

「ビタミンCが1000ミリグラム!」

健康ドリンクでは、ビタミンの含有量を強調したキャッチコピーが目につきます。

「1000」という4桁の数字に、量の多さを感じずにはいられません。

「こんなにたくさん含まれているなんて、効果があるに違いない!」

こう思う人もいることでしょう。

しかし、言い換えればたった「1グラム」です。

「1グラム」と言えば、1円玉と同じ重さです。

驚くほどの量ではありません。

1グラムでは強調できないので、単位を「グラム」から「ミリグラム」に変えています。

量としては、どちらもまったく同じです。

しかし、人が受ける印象は大きく異なります。

「1グラム」より「1000ミリグラム」のほうが、なぜかたくさんあるように思えてなりません。

表現方法を変えるだけで、上手に商品をアピールできるということです。

「1日分の野菜」という表現もうまい強調方法です。

「1日分」と聞くと、たくさんという印象を受けてしまいます。

たくさん含まれていると、効果が高く、購入しようとする人も増えることでしょう。

あなたが売ろうとしているものは「何日分」ですか。

何年分ですか。

単位を変えることはできますか。

単位を変えて、うまく強調しましょう。

売り上げを上げる方法(18)
  • 単位を変える。
事実を伝えながら、強調した方法を使う。

売り上げを上げる30の方法

  1. 売り上げアップのキーワードは「商品」ではない。
    常に「人」である。
  2. ドアのないお店ほど、繁盛する。
  3. 「閑古鳥が鳴いている店」には理由がある。
    「繁盛している店」にも理由がある。
  4. 人を雇う人件費があるなら、パソコン教室に通ったほうが安上がり。
  5. 「松竹梅」に加えて「特上」を作れば「松」の売り上げが向上する。
  6. 目玉商品のない店は、経営が苦しくなる。
  7. 「1日10食限定」という数量限定商品を作る。
  8. 人間は、新しい物が大好き。
    「日替わり」に作れば、来客数が増える。
  9. ポイントカードを作れば、売り上げが向上する。
  10. 最も人が喜ぶ報酬は、現金である。
  11. 感情に訴えかける商品名に変えれば、人の心も動く。
  12. ユーザーは、どんなものかわからないものに、いきなりお金を払わない。
  13. 文字だけのメニューより、写真付きのメニューのほうが、わかりやすい。
  14. 設備投資をしすぎると、事業は失敗しやすくなる。
  15. レジの隣を無駄にしない。
  16. 店内が明るいと、入店しやすくなる。
  17. 強調するなら、色より、大きさのほうが有利。
  18. 単位を変えて、量を強調する。
  19. 事実を伝えながら、強調した方法を使う。
  20. カードにランクをつけると、より売り上げが向上する。
  21. お客さまは、性能より体験を求めている。
  22. 暑いときには、店内を冷やす。
    寒いときには、店内を暖かくする。
  23. お客さまの声ほど、説得力の強い言葉はない。
  24. 商品名こそ、一番のキャッチコピーにする。
  25. 商品が安くなる割引券を配れば、売り上げが向上する。
  26. 道端に店内の一部を出したお店は、必ず売れる。
  27. 留守番電話・ファックス・ウェブサイトを最大限に活用すれば、24時間営業ができる。
  28. 立地条件が悪くても、ウェブサイトを持てば解消できる。
  29. 商品の配置や配列を変更すると、売り上げが向上する。
  30. 売ろうという当たり前の努力をする。

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