執筆者:水口貴博

自己管理能力を高める30の方法

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死ぬことに比べたら、自分の抱えている問題は、すべて大したことはない。

死ぬことに比べたら、自分の抱えている問題は、すべて大したことはない。 | 自己管理能力を高める30の方法

私はトラブルになったときに「まあ、死ぬわけではないからいいか」という口癖があります。

この言葉を口にした瞬間、いらいらしていた心が落ち着き、いつの間にか、自然に口にするようになりました。

「死ぬわけではないからいいか」と言うと、友人から「そんな大げさなことじゃないでしょ」と言われます。

一度大げさに考えてから、もう一度日常に視点を戻すと「たったこれだけのことだったのか」とわかるのです。

いわゆる「白ける」という状態です。

死という究極のトラブルと、今、目の前のトラブルとを比べて考えると、必ず目の前のトラブルのほうが小さいことに気づきます。

死という高い視点から物事を見てしまうと、視野が広く、寛大になるからです。

大局から見ると、すべてが大したことがないとわかります。

日常におけるささいなトラブルは、自分の死と比べれば、すべて大したことのないことです。

しかし、大したことのないことに、私たちはいらいらして、寿命を縮めてしまっているのです。

ジュースがこぼれて服が汚れていらいら。

人とすれ違ったときに肩がぶつかり、いらいら。

上司、先生から叱られて、がっくり。

受験に失敗して落ち込む。

友人と意見がぶつかり、怒ってしまう。

すべて、死に比べたら、大したことはありません。

寿命が短くなるのは、大したことのないことにいらいらしてしまうからです。

「別に死ぬわけではないから、まあいいか」という口癖があると、この当たり前の事実に気づいてしまいます。

いらいらしないような道を選ぶほうが、結果として心は安定して、寿命が延びていきます。

自己管理能力を高める方法(10)
  • 「死ぬわけではないから」と考える。
忘れることのない生理現象に、忘れやすいことをリンクさせよう。

自己管理能力を高める30の方法

  1. 「車の運転免許」の前に「心の運転免許」を取得しよう。
  2. すべて自分に問題がある。
  3. 鏡を見れば、自分の顔が見える。
    失敗を見れば、自分の心が見える。
  4. 人との衝突は、譲ることを忘れている証拠。
  5. スケジュールを書くと、やらなければいけないことが具体的にわかる。
  6. みんなの前で宣言すると、底力が湧き出てくる。
  7. 充電もしないで、携帯は動かない。
    睡眠も取らないで、人間は動かない。
  8. スケジュール変更は、前倒しが基本。
  9. 土は親であり、根っこは親子関係である。
  10. 死ぬことに比べたら、自分の抱えている問題は、すべて大したことはない。
  11. 忘れることのない生理現象に、忘れやすいことをリンクさせよう。
  12. 体調が悪くなったら、栄養ドリンクより、水を飲む。
  13. 自分にご褒美を用意して、一生懸命になってみる。
  14. 切り捨てることで、切り開ける可能性がある。
  15. 管理する力とは、愛の力である。
  16. 機械の冷たさが、時に温かい助けになることがある。
  17. 人を管理しようという行動は、自分を管理しようという行動に結びつく。
  18. 気分転換のポイントは、浮気をしないこと。
  19. 落ち込むときには、ありのまま落ち込む。
    泣くときには、しっかり泣く。
  20. 忙しいときこそ、一息入れる。
  21. 「自分は大丈夫だ」と思っている人ほど、大丈夫ではない。
  22. 人生、暇なし!
  23. 偉大なるリズムの上に、私たちは成り立っている。
  24. 1つの問題は、1つではない。
  25. 遅すぎるくらいなら、早すぎるほうがいい。
  26. 熱くないことは、熱いことに関連づけよう。
  27. 単調な作業は、小さな違いを作る工夫をしよう。
  28. 勉強は「場所」より「ハート」のほうが大切。
  29. 自分の体力を管理するために、休憩の時間を積極的に作る。
  30. 批判は、実はありがたい助言であることに気づく。

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