自己管理能力の基本は、大きく分けると、2つだけです。
この2つをいかに実行していくかが、自己管理の成否につながります。
最初のステップは「ルール作り」です。
ルールがなければ、自己管理は始まりません。
自己管理能力が低い人は、そもそもルール自体がないのです。
ルールがなければ、その場の気分や思いつきで決めることになるので、行動が不安定になり、うまく自己管理ができません。
仕事・生活・健康のうえで心がけたいことがあれば、それをルール化しましょう。
たとえば、一例として次のようなルールが挙げられます。
「起床後、コップ1杯の水を飲む」
「1日3食きちんと食べる」
「午前中のメールのチェックは1回までにする」
「作業は『25分集中+5分の休憩』を1セットとする」
「いらいらしたら、その場で深呼吸を3回する」
「1日6,000歩は歩く」
「外食は週3回までにする」
「衝動買いは、24時間考えてから決める」
「18時以降はコーヒーを飲まない」
「7時間は睡眠を取る」
頭の中で思うだけでは曖昧になったり忘れたりするため、きちんと文字として書き記しておきましょう。
手帳やカレンダーに書き込むのもよし。
紙に書いて、壁に貼るのもおすすめです。
箇条書きでいいので、ルールを見える形にすると、実行しやすくなります。
ルールを作るときは「数字」を含めるのがコツです。
たとえば「できるだけたくさん歩く」より「1日6,000歩は歩く」のほうがわかりやすいでしょう。
「就寝前はコーヒーを飲まない」より「18時以降はコーヒーを飲まない」とするほうが実行しやすくなります。
またルールは、難易度を上げすぎず、無理なく実行できる範囲であることも大切です。
たとえば「1日10,000歩歩く」というルールは、高い目標で素晴らしいのですが、毎日実行するのは難しいでしょう。
少し頑張ればクリアできる程度のほうが、無理なく続けられ、達成感も得やすくなります。
第2のステップは「守ること」です。
当然ですが、ルールを作っただけでは意味がありません。
大切なのはむしろここからで、作ったルールを守って実行していくのです。
たとえば「18時以降はコーヒーを飲まない」というルールを作ったら、それを守って実行します。
うまくルールを守れないことがあっても、気を取り直して続けましょう。
人間なので、ときどきうっかりすることはあって当然です。
「次こそは!」の気持ちで引き続き心がけていくことが大切です。
習慣化には、一定の時間がかかります。
続けていくにつれて、だんだんルールが日常の一部となり、当たり前の習慣となります。
ひとたび習慣化すれば、意識しなくても勝手に体が動き、自然と実行できるようになるのです。