執筆者:水口貴博

自己管理能力を高める30の方法

  • 「車の運転免許」の前に
    「心の運転免許」を取得しよう。
自己管理能力を高める30の方法

「車の運転免許」の前に「心の運転免許」を取得しよう。

車の運転免許を持っていない人が、突然、車を運転すれば、どうなるかは言うまでもありません。
うまく走れないため事故を起こすのは、時間の問題ですね。
車を運転するためには、運転免許が必要です。

すべて自分に問題がある。

大げさにいったほうがわかりやすいので、大胆な一言でまとめてしまいます。
「すべての悩みの原因は、すべて自分にある」
そう思ってください。

鏡を見れば、自分の顔が見える。
失敗を見れば、自分の心が見える。

鏡を見れば、自分の顔が見えます。
失敗を見れば、自分の心が見えます。
自分の心の状態は、犯した失敗を見れば、よく見えます。

人との衝突は、譲ることを忘れている証拠。

狭い道で車の運転をしていると、向こうからも車がやってくることがあります。
1台が通るには問題ないが、2台の車がすれ違うほどのスペースはない道です。
こういうときには、どちらかの車がバックをして、道を譲らなければなりません。

スケジュールを書くと、やらなければいけないことが具体的にわかる。

自己管理をするうえで、スケジュールを紙に書くことは重要です。
人間は、頭の中で考えているだけではもやもやして、なかなか具体的な行動にならないからです。
単純に時間が経てば忘れます。

みんなの前で宣言すると、底力が湧き出てくる。

プロ野球のシーズンが始まると、各プロ野球選手が目標を口にするシーンがあります。
「今年は三冠王が目標です」
「打率三割を目指します」

充電もしないで、携帯は動かない。
睡眠も取らないで、人間は動かない。

買ったばかりの携帯電話は、電源を入れてもすぐ切れます。
充電がされていないので、電気供給ができず、すぐ息切れしてしまいます。
「使ってから充電」の順番ではなく「充電してから使う」というのが、本当の順番です。

スケジュール変更は、前倒しが基本。

3日後に打ち合わせがあるとします。
しかし、ほかに大切な用件ができてしまい、スケジュールを変更せざるを得ない状況になってしまいました。
こんなとき、あなたはどのようなスケジュール変更をしますか。

土は親であり、根っこは親子関係である。

タネを土に埋めると、初めに根が生え、芽が出て、成長します。
植物には、大きなものから小さなものまでさまざまです。
しかし、どんな植物も、先に根っこが生えて、次に芽が出て成長します。

死ぬことに比べたら、自分の抱えている問題は、すべて大したことはない。

私はトラブルになったときに「まあ、死ぬわけではないからいいか」という口癖があります。
この言葉を口にした瞬間、いらいらしていた心が落ち着き、いつの間にか、自然に口にするようになりました。
「死ぬわけではないからいいか」と言うと、友人から「そんな大げさなことじゃないでしょ」と言われます。

忘れることのない生理現象に、忘れやすいことをリンクさせよう。

笑われることかもしれませんが、私の部屋のトイレには、いつも紙が張ってあります。
書いてある内容はさまざまですが、特に自分の志、目標、夢が大半を占めています。
「え、なぜそんなことを?」と思うでしょうが、これには自己管理をするうえで大きな理由があるのです。

体調が悪くなったら、栄養ドリンクより、水を飲む。

けがをすれば、かさぶたができます。
疲れた体も、睡眠を取れば回復します。
人間には本来「元に戻ろう」という自然治癒力が備わっています。

自分にご褒美を用意して、一生懸命になってみる。

ご褒美を自分に用意して、頑張ってみるのも1つの手です。
「大好きなケーキが食べたいけれど、今は我慢。これができたら、ご褒美に食べてもいい」
こういうルールを作っておけば「よし! 頑張るぞ!」という気持ちが出てきます。

切り捨てることで、切り開ける可能性がある。

「あれもやらないといけない。これもやらないといけない。やらなければいけないことがたくさんある!」
自己管理とはいえ、管理することがたくさんあると、それだけでいっぱいになります。
一つ一つの仕事は簡単なことでも、たくさんの山のように積み重なると、管理の限界を超えます。

管理する力とは、愛の力である。

自分の生んだわが子を大切に育てようとするのは、大変なことです。
食事をさせ、おしめを替えたり、夜中に泣いてはなだめたりと、自分の子どもを育てることは苦労の連続です。
しかし、なぜそれができるのかというと、子どもを愛しているからです。

機械の冷たさが、時に温かい助けになることがある。

私は今、自分の管理に機械の力を利用させてもらっています。
もちろん自分を管理することも大切ですが、人間ですから、時には不注意があります。
忘れたり、惰性が働いたり、人間には楽なほうに行こうとする性質があります。

人を管理しようという行動は、自分を管理しようという行動に結びつく。

私は高校時代に、学級委員をしていたことがあります。
中学時代からの自分とは違った新しい自分になりたいと思い、自分から立候補しました。
正直なところ「自分にできるかな」という不安がある状態で学級委員着任でしたが、実際になってみると思わぬことが起こります。

気分転換のポイントは、浮気をしないこと。

自己管理とは、気分転換力です。
気分転換をどれだけできるかが、自分をコントロールすることにつながっているといっても、過言ではありません。
朝のモード。

落ち込むときには、ありのまま落ち込む。
泣くときには、しっかり泣く。

自己管理の基本は、集中することです。
集中するから、作業や行動の質が高くなり、管理がうまくできるようになります。
行動面だけでなく、精神面においてもそうです。

忙しいときこそ、一息入れる。

忙しいときには、忙しいから休む暇はありません。
しかし、本当は、忙しいときこそ、休まなければならないのです。
ただ忙しさに任せて過ごしていると、自分の体調管理を忘れ、いつの間にかストレスがたまっていたり、白髪が増えていたりします。

「自分は大丈夫だ」と思っている人ほど、大丈夫ではない。

「自分は大丈夫だ」
そうした口癖はありませんか。
忙しいときには「ストレスは多少あるけど、自分は大丈夫」と思います。

人生、暇なし!

1人の時間は、自分を大切にする時間です。
瞑想めいそうをして、波立った自分の心を静める大切な時間です。
そういう時間があってこそ、自分を見つめて、将来の目標、やりたいことを思い描き、具体的な策を考えることができるのです。

偉大なるリズムの上に、私たちは成り立っている。

世の中は、リズムとリズムが組み合わさり、成り立っています。
私たちは、朝に起きて、夜に寝るというリズムがあります。
そんな1日のリズムは、地球が自転しているからこそ、朝昼晩というリズムが存在しています。

1つの問題は、1つではない。

問題が1つあれば、実際には1つではないと考えることです。
日常では、さまざまなことが連携されているうえで成り立っています。
問題が1つあれば、ほかにも影響を与えるはずです。

遅すぎるくらいなら、早すぎるほうがいい。

上司から仕事を頼まれたときには、頼まれたその瞬間から始めるほうがうまくいきます。
後回しにすると、もっと緊急の用事が入ってきたり、疲れがたまったりして集中できなくなります。
行動は、常に早すぎるほうがいいのです。

熱くないことは、熱いことに関連づけよう。

興味のないこと。
好きでもないこと。
気が進まないこと。

単調な作業は、小さな違いを作る工夫をしよう。

同じことを繰り返していると、誰でも飽きてしまいます。
「継続は力なり」という言葉が大切だと頭ではわかっていても、マンネリや飽きがくるため、心の緩みが出てしまいます。
同じことの繰り返しは、単調であるゆえに苦しみも発生するのです。

勉強は「場所」より「ハート」のほうが大切。

遠くに勉強をしに行けば、すごいように思えます。
・料理の勉強のために、イタリアへ留学する
・英語の勉強のために、アメリカへ留学する

自分の体力を管理するために、休憩の時間を積極的に作る。

自分の体力管理は、次の2つのパターンがあります。
・有酸素運動や筋トレによる、体力の増強
・休憩時間を積極的に取ることによる、体力の温存

批判は、実はありがたい助言であることに気づく。

自分の顔のごみは自分では見えませんが、他人から見れば一目でわかります。
心の優しい人は、親切に「ごみがついていますよ」と教えてくれます。
しかし、それを聞いた本人は「悪口を言われた。この人、むかつく」と受け止めてしまう場合が多いのです。

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