文明の進化とともに、人々の生活はどんどん向上しています。
以前より便利なものが街にはあふれ、比例して生活に不便がなくなると思われがちです。
しかし、意外なことに、以前より便利なものが街中にあふれていても、いまだ喧嘩やいざこざなどのトラブルはつきません。
むしろ以前より増えてしまっています。
文明の進化とともに新しく便利なものを人が作り出し、便利なものに関するトラブルも増えてしまっているということです。
人は、生活上の便利を手に入れてしまったことで、精神的な不便さを代わりに得ることになってしまったのです。
もちろん便利なものが快適な暮らしを支えているのはたしかにあります。
しかし、快適さのため気持ちが緩み、トラブルが増えているのです。
便利なものが増えれば増えるほど、心も体も緩みます。
もしかしたら、あなたが抱えているトラブルも、便利なものによって引き起こされたことではないですか。
こうしたことは、他人のせいにしてしまいがちです。
しかし、便利なものに頼りすぎたことが、本当の原因です。
貧弱になってしまった人の心から発生したトラブルなのです。
携帯の電波が届かなければ、公衆電話を使えばいいのです。
車に傷がつくことで揉めるなら、車に乗らなければいいのです。
通勤電車が遅れて遅刻するなら、もう少し早めに家を出ればいいのです。
私たちは便利なものばかりに囲まれてしまったため、ささいなことですぐいらいらしてしまう貧弱な心になってしまいました。
便利なものは持ちすぎると、かえって精神的な負担の火種になってしまうのです。
揉めてしまうようなことを自分で作り、気を使わなければならないことを増やしてしまっているのです。
便利なものに頼りすぎるのは、心の筋肉を衰えさせることになります。
必要なもの以外は、極力持たないことにしましょう。
これは、事前にトラブルを避けるための具体的な方法の1つなのです。