「忙しくて○○する時間がない」という人がいます。
「忙しくて本を読む時間がない」
「忙しくて映画を見る時間がない」
「忙しくて旅行に行く時間がない」
たしかに忙しいときは時間が限られているもの。
仕事の都合で時間に余裕がないときもあるでしょう。
時間がなければ自由も行動も限られてしまいます。
仕方ない状況に思うかもしれませんが、ここに注目です。
本当に時間がなくてできないのでしょうか。
いいえ、違います。
できない理由を、忙しさのせいにしているだけです。
「時間に余裕ができればいいな」とのんきなことを言っている場合ではありません。
本当にやりたい気持ちがあれば、忙しさのせいにしません。
本当に読みたい本であれば、忙しくても時間を作るはずです。
見たくてたまらない映画であれば、無理をしてでも見に行くでしょう。
好きな人からデートに誘われたら、何が何でも時間を作るでしょう。
大好きなアーティストのコンサートがあれば、意地でも有休を取って出かけるでしょう。
「忙しくて○○する時間がない」という人は本気になっていません。
つまり「その程度の気持ち」ということです。
「忙しい」と言えば、何でも許されると思っています。
周りの人は「偉いね」「頑張っているね」と褒められると思っています。
あるいは「大変ですね」「仕方ないですね」と同情してくれると思っています。
「忙しい」という言葉は便利です。
便利であるゆえに厄介です。
忙しいと言えば、何でもそれなりに正当化できてしまうからです。
「忙しいから仕方ないよね」と思ってしまいます。
「忙しいからちょっと」と言えば、さりげなく断れ、相手を傷つけることもありません。
あなたもそうなっていないか要注意です。
できない理由を、忙しさのせいにしないことです。
できない理由を忙しさのせいにしないでください。
できない理由を忙しさのせいにしているなら、その程度の気持ちであることに気づきましょう。
「忙しくて○○する時間がない」というくらいなら、最初から「その気がありません」と言ったほうがまだ潔い。
「忙しくて○○する時間がない」という口癖があるなら、今すぐやめることです。
いっそのこと「忙しい」という言葉を禁句にしてください。
喉のところまで出かけても、ぐっとこらえます。
「忙しい」を禁句にしてしまえば、忙しさを言い訳できなくなります。
もっと本気になってください。
あなたはもっと本気になれます。
本気になれば、忙しさを言い訳にすることはなくなります。
時間は、自然とできるものではなく、作るものです。
仕事を減らしたり効率化を図ったりタイムスケジュールを調整したりして時間を捻出しましょう。
本気になれば、できない理由を忙しさのせいにすることはなくなります。