執筆者:水口貴博

優しい人になる30の方法

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優しい人には、許す習慣がある。

優しい人には、許す習慣がある。 | 優しい人になる30の方法

優しい人になるためには「許す習慣」が大切です。

もちろん何でも許すのは、無理があるかもしれません。

世の中には、絶対許せないトラブルもあるでしょう。

大金を騙し取られたり、ひどい裏切り行為をされたりすれば「絶対許せない」と思うこともあるはずです。

悪質な行為によって重大な被害に遭えば「絶対許せない」と思うのも無理はありません。

深刻な暴力やいじめ問題など、許せないことがあるのも事実です。

しかし「どんな小さなミスも許さない」という考え方は窮屈です。

「絶対許さない」という考え方は、24時間365日、囚人の監視をしているようなものです。

常に緊張を強いられるため、なかなか落ち着けません。

気遣いやストレスが増え、精神的な消耗が激しくなり、疲れやすくなります。

どんな小さなミスも許さない考え方は、真面目な人や完璧主義者によく見られるため、心当たりがある人は注意が必要です。

こうしたとき、心がけたい習慣があります。

「許す習慣」です。

人間であるかぎり、ミスや失敗もあれば、誤解や勘違いもあります。

できるだけ心を大きくして、許していくことを意識してください。

相手のミスで迷惑があっても許す。

相手に悪口を言われても「人間だから仕方ない」と考えて、許す。

相手が約束を破っても「そういうときもある」と考えて、許す。

相手が仕事でミスをしても「自分も人のことを言えない」と考えて、許す。

許す、許す、とにかく許す。

許せないようなトラブルがあっても、できるだけ心を広くして、許していくように心がけたい。

許せる範囲が広ければ広いほど、優しい人になっていけます。

「こんなことまで許せるなんてすごい」と周りの人を驚かせるでしょう。

あなたが許していくことで、相手との関係を保てるでしょう。

許せば許すほど、あなたの精神を縛り付けるものがなくなります。

余計なわだかまりもなくなって、心が軽くなるのです。

優しい人になる方法(28)
  • 許す習慣を意識する。
「人間は不完全な生き物」と意識するだけで、心の許容範囲が広がる。

優しい人になる30の方法

  1. すでにあなたは、優しい心を持っている。
    表現方法が少し不器用なだけ。
  2. 優しさとは何か。
  3. 快にさせる言動を心がけるより、不快にさせる言動を避ける。
  4. 悪口を言う人に、優しい人はいない。
  5. 人助けは、相手のためだけでなく、自分のためにもなる。
  6. ギブ&ギブの精神で、見返りのない親切を心がける。
  7. 優しい人になっても、甘やかす人になってはいけない。
  8. 優しさの過度のアピールは、かえって相手に嫌われる。
  9. 「してあげる」という表現は、優しさの押し付けになる。
  10. 丁寧で礼儀正しい言動を心がけよう。
  11. 優しい人になるなら、外見は関係ない。
  12. 本当に優しい人は、身の回りの物を大切にする。
  13. 優しい人は、常に平常心を保っている。
  14. 優しい人は、3つの配慮がある。
    目配り・気配り・心配り。
  15. 優しい人は、できるだけ相手の都合に合わせる。
  16. 優しい人は、自分にも優しい。
  17. 気持ちに余裕を作るには、3つの要素が必要。
    時間・健康・お金。
  18. 優しい人は、笑顔を絶やさない。
  19. むっとした場面こそ、にこにこしよう。
    余裕を見せるチャンス。
  20. 相手の話を否定すれば、話が途切れ、縁も途切れる。
    相手の話を受け入れれば、話が続き、縁も続く。
  21. さまざまな価値観を受け入れられる人は、心の優しい人。
  22. 相手を不快にさせるかもしれないことは、言いたくても我慢する。
  23. 優しい人は、丁寧な前置きをしてから、苦情を言う。
  24. えこひいきをする人は、本当に優しいとは言えない。
  25. 小さなことに幸せを感じる習慣があれば、いつも優しい気持ちでいられる。
  26. つまらない冗談に笑えるのも、優しさの1つ。
  27. 時に厳しい意見を言える人こそ、本当に優しい人。
  28. 優しい人には、許す習慣がある。
  29. 「人間は不完全な生き物」と意識するだけで、心の許容範囲が広がる。
  30. 人生の経験値を上げることは、優しくなることでもある。

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