執筆者:水口貴博

仕事を円満に辞める30の方法

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処分は必要でも、処分のしすぎには要注意。

処分は必要でも、処分のしすぎには要注意。 | 仕事を円満に辞める30の方法

退職するときは、整理整頓をするのがマナーです。

使わない資料や電子データは、残しても仕方ありません。

必要な書類はシュレッダーで処分します。

会社から借りているパソコンがあれば、返却するとき、不要なファイルを削除します。

共有フォルダーに置かれているファイルも、不要なものは削除しましょう。

さて、このときによくあるトラブルがあります。

処分のしすぎです。

不要な書類を片付けていると、大事な契約書までシュレッダーにかけてしまった。

不要なメールを削除していると、取引先の重要なメールまで削除してしまった。

引き継ぐべきものまで処分してしまい、引き継ぎに支障が出る場合があるのです。

紙の書類は、シュレッダーに掛けると、元に戻せません。

電子データは、一度完全に削除すると、復元するのは困難です。

謝って済めばいいのですが、謝って済まないケースもあるはずです。

会社の重要な財産まで捨ててしまえば、責任問題の話し合いになります。

場合によっては、弁償や賠償に発展する可能性もあります。

不要なものの処分は必要ですが、処分のしすぎには注意しましょう。

本当に必要ないことをよく確認してから、処分することが大切です。

判断に迷ったら、自分だけで判断せず、上司に相談するのがベストです。

仕事を円満に辞める方法(19)
  • 本当に必要ないことをよく確認してから、処分する。
退職で判断が難しい場面の考え方とは。

仕事を円満に辞める30の方法

  1. 一般的な退職スケジュール。
  2. 家族に無断で退職を強行するのは危険。
  3. 退職時期を決める判断は、退職金も参考にする。
  4. 働きながら転職活動をするのがいい。
  5. 退職を避けるべき第一の時期は、繁忙期。
  6. 上司を納得させる退職理由のポイント。
    「ポジティブな根拠」と「強い意志」。
  7. 上司が退職を聞き入れてくれないときの対応策。
  8. 退職が決まれば、遅刻や無断欠勤をしていいわけではない。
  9. 上司の都合と転職先の都合は、どちらを優先させればいいのか。
  10. 後任者が決まるまで、退職を保留にするときの注意点。
  11. スケジュールを立てるのも、引き継ぎの一部。
  12. 後任者がいないのは、自分のせいではない。
  13. 引き継ぎが終わって、することがなくなったとき。
  14. 折を見て、退職の進行状況を転職先に連絡しよう。
  15. 外野からのやじの対処法。
  16. 取引先には、後任者の紹介の仕方が重要。
  17. 会社の所有物は、何であれ、持ち帰らない。
  18. 一度受理された退職願は、取り下げることができるのか。
  19. 処分は必要でも、処分のしすぎには要注意。
  20. 退職で判断が難しい場面の考え方とは。
  21. 退職日まで有給休暇を消化する場合でも、退職日くらいは挨拶をしたい。
  22. 退職の挨拶は、足りないことはあっても、しすぎることはない。
  23. 退職では、できれば贈り物をする。
  24. 退職時には、取引先の名刺も返却対象。
  25. 会社から受け取るもので気をつけたい食い違い。
  26. 最後だからとはいえ、送別会で羽目を外しすぎない。
  27. 退職のスピーチでは、何を話せばいいのか。
  28. 退職後に、返却し忘れたものに気づいたとき。
  29. 退職後、前の職場の悪口は言わない。
  30. 退職後も、前職の人たちと定期的に連絡を取る。

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