退職が受理されたものの、退職日まで後任者が見つからない場合があります。
思うように求人がない場合もあれば、面接が間に合わなかった場合もあるでしょう。
直接対面して引き継ぎができなければ、仕方なく引き継ぎ資料を作ることになるはずです。
「後任者が見つからないのは、自分のせいだ」
そう思って罪悪感を抱く人もいるかもしれませんね。
しかし、考えすぎるのもよくありません。
後任者が見つからないのは、上司や経営者の責任と考えるのが妥当です。
上司と話し合ったうえで退職願が受理されているなら、後任者を見つけるのは上司の仕事です。
後任者が見つからなくても、退職者の責任ではないため、自分を無理に責める必要はありません。
罪悪感を抱く時間があれば、引き継ぎ資料の作成に専念したほうが、はるかに現実的です。
ただし、自分は悪くないとはいえ、態度には注意です。
自分は悪くないと言わんばかりの態度を出せば、上司や同僚からひんしゅくは買うでしょう。
退職日までは、人間関係の摩擦が起きやすい時期です。
「ご迷惑をおかけして、申し訳ございません」と、低姿勢になっておくほうが得策です。
素直に謝っておくほうが、職場の人間関係はスムーズになるはずです。