退職をする際は、今までお世話になった方々にお礼を伝えましょう。
挨拶では、退職の報告はもちろんですが、今までお世話になった感謝も伝えましょう。
大げさな言葉ではなく、簡単な一言で十分です。
「退職することになりました。今までお世話になりました。ありがとうございました」
感謝を伝えて、迷惑になることはありません。
言えば言うほど、律義な印象が強くなり、気持ちのいい余韻になります。
退職の挨拶をしすぎることはありません。
しかし、逆はあるのです。
職場の人に退職の挨拶が足りない状況には要注意です。
「私に挨拶がなかった。お礼を言ってくれなかった。無視された」となれば、退職後の印象が悪くなります。
挨拶すべきか迷ったら、挨拶しておくほうが無難です。
たった一言でも、わざわざ声をかけてくれるのは嬉しいものです。
挨拶すべきか迷う取引先があれば、ひとまず挨拶をしておいたほうがいいでしょう。
突然の連絡に最初は驚かれるかもしれませんが、退職の報告と感謝を伝えるぶんには迷惑にならないでしょう。
しばらく関係が浅かった取引先でも、退職の挨拶がきっかけで、取引が再開されるかもしれません。
場合によっては、転職先の取引先になったり、個人的な付き合いに発展したりすることもあるでしょう。
人の縁は、どこでつながっているかわかりません。
退職の挨拶は、足りないことはあっても、しすぎることはないのです。