執筆者:水口貴博

仕事を円満に辞める30の方法

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スケジュールを立てるのも、引き継ぎの一部。

スケジュールを立てるのも、引き継ぎの一部。 | 仕事を円満に辞める30の方法

退職が決まれば、引き継ぎのスケジュールを立てましょう。

スケジュールを立てるのも、引き継ぎの一部です。

手当たり次第に引き継ぐこともできますが、後任者に迷惑がかかるでしょう。

引き継ぎの漏れが出たり、無理なスケジュールになったりなど、前任者としての常識が疑われます。

最悪の場合、退職日までに間に合わない可能性もあるはずです。

引き継ぎの完了は「退職の3日前まで」が一般的です。

退職日から逆算してスケジュールを立てましょう。

まず、引き継がなければいけない仕事のリストアップです。

仕事の進行状況、仕事の種類、手順、方法、段取り。

引き継ぎ作業を細かくリストアップして、方法や優先順位を考えます。

営業職なら、顧客名簿に担当者の詳細情報も書いておくとよいでしょう。

取引先に後任者を紹介する必要があれば、取引先の都合を考える必要があります。

大切な書類があれば、格納場所も教えます。

暗証番号が必要なら、セキュリティーに注意しながら伝えます。

暗証番号に関しては、メモで伝えるより、口頭のほうが適切である場合もあります。

大きな引き継ぎは、一度に教えるのではなく、細かく分けて1つずつ教えたほうがいいでしょう。

なかなか理解してくれなくても、腹を立てず、わかるまで優しく何度も教えます。

引き継ぎの主役は、後任者です。

あくまで後任者の立場に立ち、後任者が無理なく仕事を覚えていけるスケジュールを考えましょう。

後任者にとっても、引き継ぎのスケジュール表があったほうが、安心するはずです。

スケジュールの組み立て方が、引き継ぎの質を決めます。

仕事を円満に辞める方法(11)
  • 引き継ぎのスケジュールを立てよう。
後任者がいないのは、自分のせいではない。

仕事を円満に辞める30の方法

  1. 一般的な退職スケジュール。
  2. 家族に無断で退職を強行するのは危険。
  3. 退職時期を決める判断は、退職金も参考にする。
  4. 働きながら転職活動をするのがいい。
  5. 退職を避けるべき第一の時期は、繁忙期。
  6. 上司を納得させる退職理由のポイント。
    「ポジティブな根拠」と「強い意志」。
  7. 上司が退職を聞き入れてくれないときの対応策。
  8. 退職が決まれば、遅刻や無断欠勤をしていいわけではない。
  9. 上司の都合と転職先の都合は、どちらを優先させればいいのか。
  10. 後任者が決まるまで、退職を保留にするときの注意点。
  11. スケジュールを立てるのも、引き継ぎの一部。
  12. 後任者がいないのは、自分のせいではない。
  13. 引き継ぎが終わって、することがなくなったとき。
  14. 折を見て、退職の進行状況を転職先に連絡しよう。
  15. 外野からのやじの対処法。
  16. 取引先には、後任者の紹介の仕方が重要。
  17. 会社の所有物は、何であれ、持ち帰らない。
  18. 一度受理された退職願は、取り下げることができるのか。
  19. 処分は必要でも、処分のしすぎには要注意。
  20. 退職で判断が難しい場面の考え方とは。
  21. 退職日まで有給休暇を消化する場合でも、退職日くらいは挨拶をしたい。
  22. 退職の挨拶は、足りないことはあっても、しすぎることはない。
  23. 退職では、できれば贈り物をする。
  24. 退職時には、取引先の名刺も返却対象。
  25. 会社から受け取るもので気をつけたい食い違い。
  26. 最後だからとはいえ、送別会で羽目を外しすぎない。
  27. 退職のスピーチでは、何を話せばいいのか。
  28. 退職後に、返却し忘れたものに気づいたとき。
  29. 退職後、前の職場の悪口は言わない。
  30. 退職後も、前職の人たちと定期的に連絡を取る。

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