退職時には、会社から預かっているものはすべて返却しましょう。
社員証・健康保険証・制服・名刺などです。
会社から支給されたものは、常識として返却が必要だとすぐわかるでしょう。
ところが、返却を忘れやすいものがあります。
取引先の名刺です。
自分の名刺は返却できても、取引先の名刺は会社から預かっている意識が希薄であるため、返却を忘れやすいでしょう。
しかし、取引先の名刺も、返却対象です。
取引先から名刺は、仕事を通して取得した名刺です。
取引先は、個人との取引ではなく、あくまで会社との取引のために名刺を渡しました。
そのため、取引先の名刺は会社の所有物ということになるため、退職時に返却が必要になるのです。
取引先の名刺は、上司によっては扱い方が異なります。
あとあと面倒なトラブルを避けるためにも、返却するのが無難です。
もし、上司から自分で処分するように指示されたときは、責任を持って処分しましょう。
名刺とはいえ、立派な個人情報です。
シュレッダーなど、復元できない手段で処分するのが適切です。