執筆者:水口貴博

仕事を円満に辞める30の方法

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会社の所有物は、何であれ、持ち帰らない。

会社の所有物は、何であれ、持ち帰らない。 | 仕事を円満に辞める30の方法

「いつか役立つかもしれない」

「少しくらい持ち帰っても、わからないのではないか」

そう思って、業務資料や顧客データを、こっそり持ち帰る。

これは法に触れる行為です。

退職するタイミングで、会社の所有物を持ち逃げするのは厳禁です。

悪質な行為であり、謝るだけでは済まない問題に発展することがあります。

会社の所有物を持ち逃げするのは、立派な泥棒です。

一度に信用を失い、転職先にも影響することがあります。

顧客情報が流出して大きな問題に発展すれば、損害賠償を請求される可能性もゼロではありません。

会社の書類や顧客データは、すべて会社の財産です。

たとえ使わなくなった古い資料であれ、会社の財産であることに変わりありません。

「どうせ捨てるものだろう」と思うものでも、それは自分が判断することではなく、会社や上司が判断することです。

持ち帰ろうとは考えず、すべて会社に返却するようにしましょう。

「会社のお金で買ったものは、すべて会社の所有物」と考えれば、区別しやすくなります。

たったボールペン1本でも、会社の所有物なら、返却対象です。

持ち帰るのは「仕事で身につけた知識や経験」だけにしておきましょう。

仕事を円満に辞める方法(17)
  • 会社の所有物は、持ち帰らない。
一度受理された退職願は、取り下げることができるのか。

仕事を円満に辞める30の方法

  1. 一般的な退職スケジュール。
  2. 家族に無断で退職を強行するのは危険。
  3. 退職時期を決める判断は、退職金も参考にする。
  4. 働きながら転職活動をするのがいい。
  5. 退職を避けるべき第一の時期は、繁忙期。
  6. 上司を納得させる退職理由のポイント。
    「ポジティブな根拠」と「強い意志」。
  7. 上司が退職を聞き入れてくれないときの対応策。
  8. 退職が決まれば、遅刻や無断欠勤をしていいわけではない。
  9. 上司の都合と転職先の都合は、どちらを優先させればいいのか。
  10. 後任者が決まるまで、退職を保留にするときの注意点。
  11. スケジュールを立てるのも、引き継ぎの一部。
  12. 後任者がいないのは、自分のせいではない。
  13. 引き継ぎが終わって、することがなくなったとき。
  14. 折を見て、退職の進行状況を転職先に連絡しよう。
  15. 外野からのやじの対処法。
  16. 取引先には、後任者の紹介の仕方が重要。
  17. 会社の所有物は、何であれ、持ち帰らない。
  18. 一度受理された退職願は、取り下げることができるのか。
  19. 処分は必要でも、処分のしすぎには要注意。
  20. 退職で判断が難しい場面の考え方とは。
  21. 退職日まで有給休暇を消化する場合でも、退職日くらいは挨拶をしたい。
  22. 退職の挨拶は、足りないことはあっても、しすぎることはない。
  23. 退職では、できれば贈り物をする。
  24. 退職時には、取引先の名刺も返却対象。
  25. 会社から受け取るもので気をつけたい食い違い。
  26. 最後だからとはいえ、送別会で羽目を外しすぎない。
  27. 退職のスピーチでは、何を話せばいいのか。
  28. 退職後に、返却し忘れたものに気づいたとき。
  29. 退職後、前の職場の悪口は言わない。
  30. 退職後も、前職の人たちと定期的に連絡を取る。

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