退職を直属の上司に切り出せば、退職理由は確実に聞かれます。
「給料が低いから」「転職したいから」「キャリアアップをしたいから」など、単純な理由は要注意。
意志の弱い理由を答えると、すぐ切り替えされ、強く引き止められるでしょう。
上司を納得させる退職理由には、次の2つのポイントが重要です。
根拠がなければ、厳しい指摘が入るのは確実です。
強い意志が感じられなければ、上司から強く引き止められるでしょう。
当然ですが、職場や人をけなすような退職理由は厳禁です。
退職を切り出すなら、ポジティブな根拠と強い意志を感じさせる退職理由であることが大切です。
たとえば、次のような言い方ができます。
今の仕事には満足しています。
上司や同僚にも恵まれ、給料にも不満はありません。
しかし、今後のキャリアを考えると「そろそろ別の環境でスキルを磨きたい」という思いを抱くようになりました。
私としては、もっと新しいことに挑戦したい気持ちがあります。
今の職場でもスキルアップは可能だと思いますが、会社の規則や環境を考えると、難しいのではないかと感じます。
ずいぶん前から考えていたことであり、悩み抜いた末、新しい環境に移るべきだと決意しました。
身勝手な考えかもしれませんが、何卒ご理解のほどお願いいたします。
退職理由は、出だしが肝心です。
しっかり考え抜いたうえでの決断とわかれば、上司も引き止めにくくなるでしょう。
退職理由は、退職がスムーズに行くかどうかを決める重要ポイントの1つです。
退職理由はじっくり時間をかけて、十二分に準備しておきましょう。