面接中、自分が希望する労働環境ではないとわかることがあります。
「社屋が想像と異なり、入社したい気持ちがなくなった」
「面接官の対応の悪さに、辞退したい気持ちが強くなった」
「提示された労働条件がそぐわず、入社の考えが変わった」
想像していた様子や条件が異なれば、面接中にもかかわらず「辞退しよう」と考えるでしょう。
辞退を決意すれば、やはり早めに伝えたほうがいいと思いますが、どうでしょうか。
たしかに早い行動は大切ですが、面接中に伝えるのは控えたほうが適切です。
面接中に突然「辞退します」という一言を言えば、場の雰囲気が悪くなります。
わざわざ時間を割いて面接してくださっている面接官にも失礼であり、落胆させるでしょう。
また、早まった決断は、間違いを引き起こす原因にもなります。
面接中は緊張のせいで、考え方が偏ったり狭くなったりしている場合もあります。
しばらく時間を置いてから考え直すと、気持ちが変わる可能性もゼロではありません。
判断や決断を間違えないためにも、辞退の連絡は、面接を終えてから伝えたほうが賢明です。
面接が終わって落ち着いても考えが変わらなければ、正式に辞退の連絡を入れます。
電話やメールなどを使い、丁寧に辞退の旨を伝えましょう。