就職活動とは、何でしょうか。
辞書で引けば、次のような説明があります。
「職を得るため、求人先に働きかけること」
「業界研究」と言いますが、ところで業界とは何でしょうか。
業界とは、企業を産業で分類したものを言います。
では、産業とは何か。
正社員と派遣社員。
どちらも社員であることに変わりありません。
どちらも、同じ職場で、同じ時間に、同じ仕事をすることもあります。
総合職と一般職。
就職活動では、この2つの言葉を、ひんぱんに目にします。
1986年の男女雇用機会均等法の施行によって、男女を区別した求人募集ができなくなりました。
事務は事務でも、2種類あります。
一般事務と経理事務です。
どちらも「事務」という点では同じですが、具体的にどう違うのでしょうか。
企業研究で気になる3つの言葉があります。
創業・創立・設立です。
どれも同じ意味に聞こえますが、厳密には意味が異なります。
成果主義と能力主義。
同じ意味だと思う人もいるかもしれませんが、厳密にはそれぞれ意味が異なります。
成果主義とは、従業員の報酬や昇進を、長年の功績でなく、仕事の成果を基準に決める考え方です。
「所定の売り上げを達成した従業員には、インセンティブを支給します」
求人情報の中で、よく見かける文言です。
インセンティブという言葉が突然登場するため、意味がわからず、当惑する人もいるのではないでしょうか。
求人情報では「試用期間」という言葉をよく見かけます。
たとえば「入社後3カ月間は試用期間」などです。
試用期間とは何でしょうか。
企業研究をしていると「ワークシェアリング」という用語を見かけることがあります。
ワークシェアリングとは「仕事を共有する」という意味のとおり、一定の仕事を複数の労働者で共有する業務形態です。
「ジョブシェアリング」と呼ばれることもあります。
NPOとは「non-profit organization」の頭文字をとった名前です。
民間非営利団体という意味です。
一般的な株式会社は、利益を追求した業務が行われます。
就職活動をしていると「○○ターン就職」という言葉を見かけます。
Uターン就職・Iターン就職・Jターン就職です。
どういう意味でしょうか。
フレックスタイム(flextime)とは、自由な時間に出社や退社ができ、定められた時間数を勤務する制度です。
総労働時間の範囲内なら、出勤や退勤の時間を、自分の都合に応じて決めることができます。
法律上は「変形労働時間制」と呼ばれ、労働基準法でも正式に定められている制度の1つです。
裁量労働制とは、仕事の時間や進め方を労働者の判断に任せる制度です。
具体的な規則を企業から指示されないため、労働者の都合に合わせて自由に決めることができます。
能力主義型の雇用制度の1つであり、労働基準法でも正式に定められている制度です。
「フレックスタイム」
「裁量労働制」
「時差出勤制」
在宅勤務制度とは、企業や事業所に通勤することなく、自宅で仕事を行える制度です。
仕事のやりとりは、自宅にパソコンを設置して、勤務先とインターネットを通して行う方式が一般的です。
「グループウェア」と呼ばれる情報共有を支援するソフトウエアを使えば、遠隔地にいる複数名とのやり取りも快適に行えます。
企業で働いていれば、悩まされるのが人事異動。
職場が変わるだけでなく、仕事内容もまったく変わる場合があります。
転勤先が、県外ということもあれば、海外ということもあります。
週休2日制と完全週休2日制。
どちらも同じに思えますが、実際には異なる意味です。
同じ意味だと考えていると、誤解やトラブルを招くことがあるため、きちんと意味を整理しておきましょう。
エントリーとプレエントリー。
似ている言葉ですが、意味が違います。
プレエントリーとは、エントリーの前に行われる事前登録のことです。
最終学歴。
よく耳にする言葉ですが、実は誤解の多い言葉でもあります。
最終学歴の定義を押さえておきましょう。
よく混同されがちな、履歴書とエントリーシート。
共通する項目も目立ち、目的の違いを疑問に思う人も多いでしょう。
目的の違いを一言で言えば「履歴書は経歴と人柄。エントリーシートは考え方」です。
履歴書と職務経歴書。
それぞれの違いを簡単に言えば、次の一言です。
「履歴書は人生のあらすじ。職務経歴書は仕事のあらすじ」です。
リクルーターとは「新人を採用する人」という意味です。
つまり、採用担当者以外が、選考も兼ねて、応募者と連絡を取る社員のことです。
リクルーターは、同じ大学の出身者が多く見られ、若い社員が対応する傾向があります。
OB・OG訪問とは、何でしょうか。
就職活動中の学生が、志望企業の情報を取材するため、その企業に在籍する卒業生を訪問することを言います。
一般的に企業の情報は、ウェブサイト・本・雑誌などから確認します。
インターンシップを一言で言えば、就業体験です。
学生が在学中に、実務能力の育成や職業選択の準備のため、一定期間、企業内で仕事を体験する制度です。
学生がいきなり社会に出て、正社員として働くのは、大きなギャップがあります。
「自己紹介をお願いします」
そう面接官から言われた後「では次に、自己PRをお願いします」と言われることがあります。
自己紹介と自己PR。
グループディスカッションとグループワーク。
どちらも集団で対応する点は同じですが、どう違うのでしょうか。
それぞれ、まったく別物に思えますが、実は似ているのです。
内定とは、企業が応募者に対して「採用します」という意思表示をすることです。
正式決定の前に内々で定まることから、内定と呼ばれます。
企業によっては「内々定」という呼び方をすることもあります。
内定式とは、内々定を出した人に、正式な内定通知を出す式典のことです。
採用承諾書に署名をしたり、内定書を受け取ったりします。
また、1人ずつ自己紹介や抱負などを話す機会がある場合があるため、準備しておくといいでしょう。
内定が決まると求められるのが、雇用契約書や労働条件通知書への署名です。
どちらも労働に関する内容を記載した文書です。
似ているように思えますが、どう違うのでしょうか。