「あなたは変ですね」
そう言われて、急に落ち込む人がいます。
自分はほかの人とずれている部分があるのだとわかると、仲間外れにされたような気分になります。
しかし、落ち込む必要はありません。
私は「水口さん、変わっていますね」と言われるのが好きです。
私はこれを最高の褒め言葉だと思っています。
往々にして、これを聞いて落ち込んだり元気をなくしたりする人がいますが、勘違いです。
完全に褒められています。
今付き合っている彼女には「あなたみたいな人は見たことがない。本当に変わっている」とよく言われます。
それは、小躍りするくらい嬉しい褒め言葉です。
「変わりはほかにいない。オンリーワン」ということだからです。
逆に「普通ですね」と言われるのが一番悲しい。
言い換えると「これといった特徴もないですね」と言われているのと同じだからです。
「あなたの代わりならいくらでもいます」と言われている気さえします。
その他大勢と同じというのは、悲しくなります。
急に力が抜けます。
仕事中に「君の変わりならいくらでもいる」と言われる感覚に似ています。
別に自分でなくてもほかの人でも大丈夫だろうと思うと、かなりへこみます。
変と言われる部分こそ、特徴です。
「変ですね」と言われたら「あなたには珍しくて貴重な個性が輝いている」という意味です。
「変わりはいない」ということです。
落ち込むのではなく、むしろ喜ぶべきことなのです。